実は前回の十八番さん来店時に本当はここが候補だったんですね、、。
それは2年前に偶然行って、かなり美味しい手打ちのラーメンに巡り合った、、。
でも定休日でしたので、次回にと、、。それは仕事のスケジュール上3日後だったんですねー、、、。
宝亭さんだ、、。
もう何も言う事のない昭和そのままの外観、、。
店の右に駐車場があるので、前回はこの見た目に吸い寄せられるように入った、、。
店内ーももちろん昭和のいで立ち、私には懐かしくも馴染んだテーブルと椅子である、。
この背後側にももう2席テーブルが有って、20人のキャパが有ります、、。
前回は2時近くで店主のオヤジさん一人だった、。この日はまだ1時前で奥さんとのお二人での営業です、。
前客は8人で後客3人と、地元で安定の繁盛店のようですねー、、。
もう食べる物は決まっていて、前回とっても美味しかったねぎらーめんです、、。
でも一応メニューに目を通しますと、、、。
らーめん380円、、、安い、メニューも昭和から止まったままの様だ、、。
タンメンが480円、チャーシューメンが560円ですよー、、。
ご飯もののメニューも同様、、。
カレーライス480円がですね、他の人が食べていて昔ながらの黄色いカレーで、。
具だくさんでとっても美味しそうでした、、。
表題ネギラーメンは5分程で出てきました、、。
きゃーーーーーー、これぞ久しぶりに対面する逸品です、、。
多めの油で炒められたたっぷりのネギに小さめなロースチャーに海苔1枚、、。
これが幾多のラーメン食べて来て、私の趣向にとっても合った絶品ラーメンなんですよー、、。
そのスープは、正にとっても美味しい街中華の鶏ガラ主体の醤油スープ、、。
良くあるちょっとツンとくるモミジが入ったのも良いですが、。
これはもっとシンプルなガラベース、これだけでも十分に美味しさを堪能できるもの、。
そこへたっぷり大豆油で炒めたネギか乗ると、、、。
大豆油は街中華の定番です、それは安いから、、。サラダ油なんか使ってたら採算合わないし胡麻油なんて高級食材ですからそうそう使えないですよ、。ラードもそう、大豆油から比べたかかなりコスト高い、でも自店の味のために使っている所は多いですよね、(オランダのカメリアラードが最高峰と言われ、現在までにラーメン店で確認したのは2店だけでした)、。
それだけコストがかかっているというのを消費する側も理解しないとですね、やみくもに量や具材の内容だけでコスパコスパ言う方には理解していただきたいかなぁ、、。
話が脱線しましたが元に戻しまして、、。
この炒めたネギの油が香味油になっています、前出十八番と同じですね、、。
ここのはしっかりと炒め付けられていて、香ばしくも有るんですよ、、、。
これ、寺子屋系の始祖、千葉の13湯麵のネギラーメン思い出しました、、。
長くなるので店主松井氏のお店や、寺子屋系につきましてはまたの機会にいたします、。
兎に角とても上質な関東の街中華の醤油スープにこのネギと香味油が合わさって、、。
とってーーーも美味しい、、。
で、更に手打ちの麺なんですねー、これがとっても美味しくて楽しいんですよー、、。
手打ちのそれは割と加水が多めでかん水はかなり控えめ、、。
チュルっとした食感でスープと香味油をよく纏って来ます、、。小麦感も満載で、、、、。
というのもこの埼玉の北部から群馬一帯は昔から小麦が主農産物で、かなりの小麦文化圏なんですねー、、、。
2世代くらい前までは女性はうどんが上手に打てないとお嫁に行けないって位の土地柄なんですよ、、。
なので現在でも街中に其処ここあるお蕎麦屋さんは、蕎麦もうどんもみな手打ちなんですね、、。
なので古くからやっているラーメンやさんも手打ちの所が有るんですよ、、。
ただ不思議なことに食べていると麺はこんな感じでかなり不揃いです、、。
太い物と細い物の差がかなりあるでしょう、、。
このアバウトさが良いんですよ、太いのに茹で上げを合わせているから細いのはもうくてくてになっちゃってて、。
この落差が本当に楽しい!!!、、。
端を折り返して指でつまんだ跡ですねーーー、、。
普通は使わないこんな部分まで入っているって、これまた本当に楽しませてくれますよーーー、、。
でも見ていて美味しい麺だってのは分かっていただけると思います、、。
それがネギの香味たっぷりな美味しいスープに入っている訳ですからねーー、、。
はいー、、たまりませんでした、物凄い満足感でお店を出ました、、。
私より少しお年のご夫婦での営業です、、。
末永く頑張っていただきたい、そしてまたもっと早いうちに来て違うメニューも味わってみたい、、。
本当に心からそう思わせる一杯でしたよーーー、、。
とっても美味しかったです、ごちそうさまでしたーーー、、。