調子よく走っていたのだがしばらくすると何故か止まってしまうという症状が治らなかったCⅡ72、。

コイル、コンデンサ、ハーネスと交換し電気系は刷新したがまだ収まらなかった、。

今度はキャブを交換してみたのだがこれまた紆余曲折、、。

でもそれももう終了か、そう、治ったようです、、。

 

結局キャブは3個試したわけで、、。

ノーマルと同じPW22の台湾コピー物、、。

 

 

姿形はノーマルによく似ている、。

だがこれは見たこともないジェット類で、ケイヒンの物では全く合わずセッティングが不可能でした、、。

 

 

次に前オーナーが取り付けていたもの、、。

ミクニのVM20である、、。

 

 

設計はPWよりも新しく、チョークがバイパス式になっている、、。

またメインジェットがフロート室を外さなくても下部のボルトで交換できる優れものだ、。

 

取りあえず症状は治ったもののパワーが無い、。本来持っている力が全然ないのだ、。

各ジェット類はノーマルと同じMJ♯115、PJが♯35となっているのだが、。

何故か口径が20φなのだ、ノーマルは22φですので流量が足りていません、。

 

 

 

そこでミクニVM22に、、。

ボディにT/A JAPANと有ります、。これは日本製では無いのですが、第三国で正規に日本の指導監修により制作されたものに入る表示です、精度は問題ないでしょう、。

なので価格も安く、はじめに買った台湾コピーとほぼ同じ、楽天で6000円位でした、。

そう、はじめからこれにしとけば良かった訳ですねー、、。

 

 

チョークはレバーですがバイパス式です、、。

 

PWは古い設計なのでバタフライ式という吸入口に蓋が出てきて、流量を制御して混合気を濃くするという構造、。

バイパス式は本流に少し混合気を足すという方法で、小さなキャブがもう一つ付いていると言えば解りやすいか、。

なので流量は規制されずに効率よく混合気を濃くする事が出来る、、。

 

バタフライ式はチョークし続けると流量が少ないのにガスの比率が濃いからかぶっちゃうんですね、。

なのでアイドリングを上げて調整するのですが、、。

バイパス式だと流量はそのままなので温まるまではそのままで乗っていられる、進歩しているんですねー、。

 

 

具合を見てみるとちょうど良く収まりそうだ、流入方向の全後長がちょっと足りないのでキャブについてきたインシュレーターを挟むとドンズバで、ノーマルのインマニもエアクリもピタリと収まりましたよー、、。

 

 

パワーは元より随分とスムーズに走るようになりました、、。

一応これでCⅡ72は完了でしょうかね、でもまだセミトラとか(買って有ります)やりたいことは有るんですよ、。

 

 

しかしこう調子いいとCBの方もキャブやりたくなりますねー、、。

実はCB350用のキャブの導入を考えているんですよ、。

どうしてやりたいかというと、こちらはCV(コンスタントバキューム)というタイプのキャブレターなんですよ、。

その名の通り吸入負圧でスロットルが制御されるので常に理想の空燃比を供給できるタイプなのだ、、。

私のエンジンは77なので305、。CB350は実は325なんですね、なのでセッティング出せば同キャブでいけると思う、。

やってみたいですねー、、、。

 

さて、本来の走りを取り戻したCⅡ72ですが、東京はこれから本格的な梅雨、開ければ酷暑と、、。

堪能できるのは秋になってからでしょうかね、それもまた楽しみです、、、。