ここは葛飾区奥戸という所、店は昨年暮れにオープンしたばかり、。
何時も書いておりますが、1年持たないのが8割といわれる東京23区内のラーメン店、、。
なので新店には少し時間を見てから行くのだが、立地がかなり良くないのにどんどんと評価を上げている、。
RDBでも現在葛飾区で二十数位に位置しています、、。

ここへ行くには公共交通機関ではバスしかない、、。
電車だと最寄りの駅は京成線の立石という事になるのだが、歩けば20分以上はかかる場所である、、。
そんな立地というのにこの高評価は、もう行ってみるしかないでは無いか、、。
2車線のバス通り沿い、長屋というか共同住宅の一角に有りました、、。
カウンター7席というキャパ、平日の午後1時半過ぎというのに何と外待ちになりました、、。
評判通りに人気ありますね、しかも殆ど地元の方で高齢のご夫婦もいますよー、、。
店一売りの醤油ラーメンと、連れも同行なので塩ラーメンと思っていたのだが、。
塩ラーは限定だったそうで現在の限定は担々麵だという、その2種を連れとシェアですよー、、。
まずは定番メニューの醤油ラーメン味玉入りから、、。

いい見た目だなぁ、、。
ここのスープは鶏と水だけで採っているという、混じりけ無しの清湯鶏スープだ、、。
チャーシューは脂がのった肩ロースが2枚、斜め切りの白ネギが多めに乗ります、、。
では、スープを、、。うわぁー、、、鶏だぁ、、。上品な鶏の旨味がたっぷりのスープです、、。
かなり上質な丸鶏、鶏ガラを使い、。丁寧に煮立たせぬようじっくりと灰汁を取って仕上げているのが伝わってくるスープですよー、、。
醤油はちょっと立たせた感じ、火通しした物と生の物をブレンドしているか、、。
これがしっかりとした鶏に合わさりなんとも素晴らしい仕上がりのスープになっていますよー、、。
塩分濃度もちょうど良い、なのでこれもスープが先行して進むタイプのラーメンですねー、、、。

麺は加水を控えた吸い込んで旨みを発揮するタイプ、細めなので良く絡む、、。
そして小麦感がしっかりと有って、噛んでいると口中に広がってスープとも合わさりひたすら旨いでは無いか、。
チャーシューも柔らかで豚肉の旨味がたっぷり、燻製されていて軽くスモーキーです、。何と連れはこれおみやげを買って帰ったくらいで気に入ったようです、、。
多めの白ネギもシャキッとしていて、細く繊維を横断するように切られていますから引っ掛かることも無く、。
麺と共に食べるとその食感と旨みが巧みなブレンドとなって美味い、、。
これはすぐに評判となったのが解ります、。よくある街中華のようなツンとくる鶏感はなく(なのでモミジは使っていないか)、まあるいがしっかりと鶏と醤油を主張するラーメンだ、、、。
限定の担々麺の方はどうであろうか、、、。

ベースは同じ鶏清湯であるがこちらは塩ベースのよう、、。
そこに担々ペーストが乗っています、、。やはり燻蒸香のする角切りのチャーシューにシャンツァイ(パクチー、オーダー時に入りますが大丈夫ですかと聞かれます)も乗っていますよー、、。
ベースのスープはやはり鶏、しかも塩で仕上げられたこれはかなりうまい、、。
担々ペーストは味噌や豆板醤をベースに幾多の香辛料で仕上げられています、、。
クミン結構入っています、コリアンダーも入ってる、、。でもカレーにはなっていないのが流石だ、、。
連れがスープの中からこれなぁにと言って取り出した物はその形から丁字(ちょうじ)、クローブだ、、。
肉の臭み取等に使われる香辛料ですがやはりカレーにも定番、だがやはりカレーにはなっていない、、。
控えめに幾種をブレンドして独特な担々スープを作っていますよー、、。

麺は同じもの、加水少ない角断面の物、。担々ペーストを絡めてきます、、。
辛さも結構あって独特な担々麺ですがかなり美味しい、、、。
でも私の大好きなシビはほぼ無いんですねーー、、。ホアジャウの香りはしますが苦手な方に配慮したか、店主の趣向なのだろう、、、。
でも独自の味の構築で、舌の確かさがよーく伝わってくる仕上がりとなっていました、、。
店主さんは七志という神奈川で数店舗を展開するお店の出身との事、、。
一通りシステムを習得してからこの独自のラーメンを展開しているようです、、。
まだ40前と見える彼の舌なら、ここから更に人気店に展開していくのではと思います、、。
ただ経営者と料理人とではその才が違いますからね、今後の展開に期待いたしましょう、、。
限定は1月おきくらいに出てくるようで、これもリピーターを掴む手段だ、、。
勿論美味しくなくては意味はないのだが、一度食べて見れば次を期待できるお店です、、。
美味しかったです、暫くしたらまた来訪することといたしましょうね、、。
ごちそうさまでしたぁーーーーーー。