出張先であるここ甲州北部は、諏訪湖を挟み信州とは直結する旨い蕎麦を出す店の多い地区だ、、。
勿論長坂の翁さんなどこの辺を代表する名店が多いが、。今回隠れた名店も数多く見た、、。
駐車場に他県ナンバーが犇めく店である、皆さんサイトで発見するのでしょうが何処もいっぱいで、、。
初日は昼時を外したのだか、こんな事に、、、。

あいやーー、やっぱり人気店はこうなっちゃいますよねー、、。
なので次の日にリベンジする事に、、。
この日は帰るだけなので開店時間に合わせた、なので一番客である、、、。

黒白と書いてこくはくさんである、、。
お店は私より少し上のお母さんと息子さんでの営業、。なので蕎麦打ちは息子さんだ、、。
十割と二八があるので迷わず二八を、これが一番打ち手の技量と言うか気持ちと言うかがわかると思います、。
一番客であるので二分少々で出てきましたよー、、。

引き立て打ちたてのこの位の太さの蕎麦なら茹で時間は大体20秒位だ、、。
出て来た物はなんだか盛り付けが雑、おいしそうではない、、。水で〆てザルに取りばっとザルに乗せただけ、。
まあ、これも地方という事でらしいといえばらしいのかなぁ、、。
蕎麦の見た目はいい感じですよー、一筋そのまま手繰ってみるとー、、。
味わうと後半にそばを感じる、今時期ですからもう少し華やかさが有ってもいいかなあ、、。
そばつゆは透き通ったもの、。箸に付けて味わうと鰹の風味は十分で、燻蒸香は控えめな本節の(つまり本枯れでは無い)の風味たっぷりな一番だし(煮出したものでは無い)のそばつゆである、、。
なので雑味は無くてスルスルと入る、美味しい蕎麦ですよーーー、。
とは言え、私的にはもう少しでしょうかねぇ、。まだまだ美味しいのは有りますからね、、。
再訪は無いかなぁ、、。
という事で、気を取り直してなんと2軒目です、ここのすく近くなのですが何故か休み、、。
他の店も定休日でもないのに休みが結構あります、このへんは狙ってくる方は要注意ですねー、、。
その二件目は実は初日行ってあまりの店内待ちに断念した店です、、。
今日は後の予定はないためにもう並んで待っても味わおうと意気込んでの来店です、、。

白州手打ちそばくぼ田さんだ、、、。
12時前だが駐車場には10台以上、当然中待ちも8名で接続します、、。
ラーメンと違い家族連れなどで食事は一番遅い方に合わせるかなかなか入れ替わらない、、。
春休みの観光客が多いのも影響しているか、、。
待つこと40分でのご来場です、、、。

ここでは天もりにしました、。ここも二八と十割があって十割にしました、、。
有名店ならば間違いないと思うので、難しい十割をチョイスです、、。

こちらもなんだか盛り付けは雑である、、。
なので食べ進むとパサついてくる、くっついちゃうのだ、、。
もっと瑞々しく揃えて盛り付けてもらえればスルスルと手繰れると思うんですが、、。
つゆはこちらもサラリとした透き通るタイプ、江戸前の濃い濁りの有るタイプでは無い、、。
なのでつゆに浸して食べても良いですかね、そういうタイプだ、、。
十割なので当然というかこの細さだと結構切れちゃうんですね、普通この切れたのは入れずに捨てちゃうのですが、ここはしっかりはいってる、この辺も地方ならではかなぁ、、。
でも中々うまく打ってありますよ、、。ちょっともさっとした感じですが今時期の蕎麦としてはそこそこの美味しさです、、。
天ぷらの方は、、、。

大きな立派なエビである、クマエビ(ブラックタイガー)であろうか、、。
プリットした食感でこれは拘りか奢っていますよーー、、。
野菜はアスパラに茄子とカボチャに舞茸に大葉、、。
こちらは海老と違い衣で花を咲かせるという事はしていない、、。
なのでプレーンな天ぷらなのだが、これが衣がしっかりと野菜を包むというものでは無くて、、。
すかすかのがら空きな天ぷらだ、なのでてんぷらというよりも衣をまとった素揚げ野菜と言った風、、、。
食後帰りは1時半を過ぎてるのだが、店内待ちはやはり10人以上である、、、。
そのほとんどが観光客で有るのは解るが、、、。
果たして、、、どうなのであろうか、、、。
店内には現在打っている蕎麦は福島いいでの物だという、正直で良いですね、、。
飯豊と言えば福島、山形、新潟三県の国境の山で、、。
その福島方の山腹には宮古という地区が有り蕎麦の産地である(蕎麦専業農家が本州で唯一あり私もその方とお会いしたことが有ります)、、、。
さらに山都町に有る喬邑(きょうむら)という蕎麦屋さんの大将(社長と呼ばれている)は、わたしの蕎麦の師匠なのだ、、、。
説明は大変なのだがはしょって、、。
その大将による同じ粉、同じ配合、同じ水の加水量でも打ち方で蕎麦はかなり変わる物という事を教えていただいた、大変貴重な経験でした、、。
蕎麦もやはりラーメン同様趣向品だと思う、、。
それぞれに好きな物、そうでないものが有るのだと思います、、。
本当に自分が美味しいと思う蕎麦に巡り合うと、それはとても嬉しい事ですねーー、、。
ごちそうさまでしたーーーー、、。