場所は江戸川区葛西、東京の極東である、、。
隣には行徳、ディズニーランドもあり私からすると新隆地では有るが、。地名についてはかつて徳川が進出する前は、現材の東京界隈は湿地帯が多くてなかなか人の住む場所は限られていた、、。
家康がその時の駿府(静岡)から職人たちを派遣して江戸、現在の東京の祖を作ったのですね、。
つまりは家康前はまだ未開で、土地の管理は秩父の豪族の物でした、。その中の葛西氏の領地が現在の葛西周辺だったという事でその名が今も残る由緒ある地名なんですね、、。
話を元に戻しまして、、、。
ここ巓さんは都心から葛西橋通りを千葉方向へ、環七陸橋を超えてしばし行った場所に有る、、。
駅からも遠く、また駅周辺にはちばき屋さん始め激戦区で、果たしてラオタがわざわざ足を向けるかは甚だ考えられず、。正直立地条件は良くはないとの印象だ、、。

葛西橋通り反対側のコインパに停めて出撃です、、。
事前情報ではこのコインパが提携との事でしたが、今はしていないようです、、。
午後1時過ぎでの来店です、、。
先客は4名、店主さん一人での営業です、、。
でもこの時店主さんは沢山の洗い物をしていましたからこの立地でも結構昼はお客さん入っているようですね、。
地元にしっかりと認知されているようですねー、、、。
店内はすでにあの豚骨臭が心地よい位に充満していますよーーー、期待大ですねーー、。
ラーメン並味玉入りをポチリ店主さんにお渡しします、、。
オーダーは私の家での定番、カタメ、ウスメ、スクナメです、、。
家ですから太麺で7分程で着丼です、、。

そのスープは、、。その色、店内の豚骨臭の期待そのままにとっても美味しい家系豚骨スープとなっていますよー、、、、。
このウスメでも塩分濃度は高い、スクナメなので浮かぶ鶏油も少ないですがこのオーダーはやはり私にとって正解ですね、。
このカタメ、ウスメ、スクナメは初めてチェーン以外の家系を食べる方にはお勧めのオーダーだと思います、。
物足りなければ次回調整すればいい、初めからガツンと来られると次は無いになっちゃうことも多いですからねー、、。
麺はもちろん酒井製麺製である、、。

ワシワシと食べごたえのある太麺だ、、。
そして長さが通常の物よりも短くて半分以下である、、。
これは本家創業者の拘りで、太麵でつゆが跳ねない様にとの考慮なのだ、、、。
いやぁ、流石に六角家さん出身との事で濃厚でとっても満足感のある家系でした、、。
唇てらてらのコラーゲンですが前出スクナメにしておけばサラリと食せますよー、、。
現在の髄まで煮出した茶濁した本家吉村家さんとは違う、昔の家を体験させてくれるラーメンでした、、。
そう、わたしは現在の家系は茶濁した本家吉村家さん、同系統を追随する王道家、神田わいず等と、。
このような昔ながらの六角家系に、。壱六系と呼ばれる誰もが食べやすいライトな資本チェーン系に分かれると思います、、。
ここで六角家さんの出立をちょっと、、。
家系の本家吉村氏はラーメン店を興する時に仕事の同僚の神藤氏を勧誘しラーメン店を起こしました、。
そう、脱サラで出来ているんですねーーー、、。
しかもですよ、その修行先は何とラーショだったとの事です、、、。
それでここまでの勢力になるのですから、彼らの発想と舌はかなりの物だったのでしょうね、、。
なのでそういえばラーショとの共通点も両者には垣間見えますよね、、。
吉村屋さんは当初から順調でその支店が出来た、その本牧支店を任されていたのが神藤氏でした、、。
そこから独立して六角橋近辺に店を起こしたのが六角家さんである、、。
ただし当初、本牧支店の店員が、神藤氏を慕ってほとんどが六角家さんへ流出して、一時確執沙汰が有ったようです、、。
現在六角家本店は閉店となっています、継ぐ方がいないというよりも店主がそうしたようですね、。
でも関東を軸に全国にここの血統を受け継ぐお店は数多有ります、、。
ここもそんな店の一つ、、。
なのでごく初期に枝分かれした六角家系は、昔の家系の味を色濃く残している系統として貴重に存在だと思います、、。
それは私自身が30年以上色々な家系を食べて来た感想です、、、。
何よりとっても美味しかったです、ごちそうさまでしたぁーーー、、。
