風来居さんの歴史は長くて、新宿に開店したのが18年前、、。
その後渋谷店を出店し、今から3年半ほど前にここ秋葉原と神田の中間、。
旧交通会館跡地近くに出店して来た、、。

なので開店時から注目はしていたのですが、。この秋葉原~神田~神保町地区は超激戦区で他店の誘惑が多く、なかなか行くチャンスが無かったのだが、、、。
今回は秋葉原で千石や秋月、ラジデパの買い出し時に少し時間が有ったので、トコトコと行ってみました、、。

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店はオープン時と変わらないが、流石に3年半の月日は風格を増した感じか、、。
入り口脇の券売機で一番上段の塩ラーを味玉入りでポチリます、、。

店内は奥に広くカウンターのみだが12席あります、、。この12席は地域により感覚の違いがあると思いますが、。この秋葉原~神田という一等地にて、この席数はそこそこ大きいという事です、、。

2時近くでの訪問ですが先客は5人、やはり3年半続いているだけのことは有ります、。繁盛はしていますねー、、。

3分で着丼、早い、、。後客を見ていると店員さん、券売機のどこを押すかを見た瞬間に麺茹でに入っています、。こういうオペは私好きですよー、、。効率的というよりもお客さんを待たせないという配慮を感じます、。

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白濁したスープはちょっと甘みのある豚骨です、大きなロースチャーが2枚にキクラゲにメンマ、ネギ、、。
胡麻が振りかけられています、、。
これ、見た目は小梅が乗っていない以外は殆ど山頭火さんですねーーー、、。

そう、ここのオーナーさんは旭川山頭火さん出身なんですよ、、、。
今から20年以上前に東京進出して一機に広まった旭川ラーメン山頭火さんですが、、。
じつは旭川ラーメンとしては結構異端なんですね、、。

旭川の元からのラーメンといえば蜂屋さんに代表されるような醤油ラーメンです、、。
その特徴は、、。やはり豚骨が多い濁りの有る醤油にアジの煮干しの魚介が加わって(これが他に無い)、。
ラードが幕を張って蓋をするというスープに、。加藤製麺の加水が少ないやはり独特な黄色い中細縮れ麺が合わさった物、、、。

アジの煮干しというのもなかなか味の表現が難しい、、。
瀬戸内海などでいりこに使われる小鯵(豆鯵)を使った物とは全く違う、。もっと大きい10センチ以上あるアジの煮干しを使うのだ、(寸胴に刺さっているのを見ます)、。
なのでその風味はイワシの物とは全く違う、この辺は食べて見て頂かないと何とも説明付きません、。
大なり小なり違いは有る物の市内のラーメン店ではこれがスタンダードなんですね、。

なので山頭火のさんの白濁した豚骨スープは旭川ラーメンというかというとやはり違うかなぁ、。
塩味が一売りなのもです、なので異端児というのが私の認識です、、。
東京ではどうもこちらの方が旭川ラーメンという認識が広まっていますがねぇ、、。

でも美味しいことには変わりは無いんですがね、、、。

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麺は加水少ない物の、旭川で味わう加藤製麺の物と比べるとより一般的な物か、、。
私が蜂屋さん本店で味わった物も、。30年来行ってる津田沼の好さんが取り寄せている麺とも違う、。
加藤さんの麺はもっとワシワシっとした食感で、本来空気が乾燥している旭川独自の麺だそうです、、。

豚ロースチャーは味付けも良く、温められているか柔らかでジューシーだ、、。
キクラゲは大ぶりで肉厚な物、シャキッとした食感もいい、。メンマは業務食材か、でも悪くは無い物です、。



博多などの九州系とは違う少し甘味の有る豚骨スープは評価分かれますかね、、、。
私的には食後の後味にも残る甘味はちょっと苦手です、でも好きな方が多いのも分かっていますよー、、。

帰りに店の画像を撮っていると、、、。

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若い女子4人組が入っていきましたぁ、、、。
近いアジアの方達のようで話している言葉から中華系でしょうかね、、。
狙って来ているようなのでそういった日本旅行のサイトにも紹介されているのでしょうか、、。

人気なその味は確認できました、ごちそうさまでした、、、、。