この日もクライアントが有る五反田へ、東急不動前近くだ、、。
ここへ来たならやはりの隣駅、武蔵小山へ、昼過ぎに合わせているので当然ラーメンである、、。
この周辺もあの雅叙園や銀座マキシムド・パリでシェフを務めたオーナーさんの一途さんや、、。
名店井田商店出身の風は南からさん等、。
美味しいお店を食べて来た、、。

今回は独創的な鰹の荒節を前面に使ったラーメンを出すボニート・ボニートさんへ行って来た、、。

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お店は何とも目立たない外観で、喫茶店かと思っちゃう感じ、、、。
以前は地上を走っていた東急線の、旧線路沿いに有ります、、。

店内はカウンターのみで、入って正面厨房前に7席と、その奥に3席のスペースが有ります、、。
では店一売りの醤油あらびきラーメンに味玉入りをポチリ高台へ、、。
店は私よりも少しお年の(還暦過ぎ)ご夫婦での営業です、、。
午後1時半で先客二人後客一人ですが、土日休などはやはり並びが出るようですよー、、。

待つ事7分程で着丼です、、、。

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黒々としたスープがすでに鰹節の濃ゆい香りを醸し出していますよー、、、。
普通見慣れないメンマが異彩を放つか、、、。

そのスープは、、、、。はい、豚骨と鶏ガラなどが効いた濃厚スープに、追い打ちをかけるような鰹節の風味が満載なスープになっています、、、。
この色で醤油感ありますので塩分も高めです、でもそれよりも美味しさの方が上回り蓮華が止りません、、。

チャーシューがこれ、柔らかジューシーです、、しかもこのボリュームだ、、、。

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厚さ1.5㎝は有る、ホロホロでこれにも節の旨みがたっぷりと入っていますよー、、、。
見たことが無いメンマは、大きな孟宗竹の穂先なのだそう、。ヤワシコで独特で美味い、、。

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麺は割と細めのウエーブ麺、。これがこの濃厚スープをよく引き上げます、、、。
小麦感もしっかりと合って店主のこだわりが感じられますよー、、。

兎に角節節節の鰹節だ、、それがもう痛快なくらいに美味しい、、、。
これは過去色々な賞を受賞しているのがわかりますねー、、、。

最後ご飯を投入するのがお勧めと、よく有るパターンの但し書きが有るのですが、、。
これがですねー、今回とっても納得できました、、。
麺食べ終わってスープ啜っているとむ、荒節が底の方に結構入っているんですねー、、。

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これ食べていると確かにご飯が欲しくなる、、。
日本人ならば連鎖反応的にそう思うはずですよー、、、。
流石にお腹は8分目で満たしていますからね、でもこのスープは何かに入れて持ち帰りたいくらいでした、。

店主さんは職人気質な感じですが、お話しするととても柔和な方で、奥さん共々アットホームな感じです、。
拘りがかなりあるこのラーメンはご主人の独学なのだそう、何とか鰹節を生かし切ったラーメンを作りたいと、。
なので出店時はかなりご苦労成されたようです、、。
そんな下積みに支えられたラーメンはすでに重鎮としての迫力すら備えたか、、。

とっても美味しいラーメンでした、ごちそうさまでしたぁー、、、。


追記
ボニートとは、、。
ラテン語で鰹の事です、、。
荒節とは、、、。
普通荒節というと、日本蕎麦屋さん等に卸す厚くスライスした鰹節のことを言うのだが、。
これは、鰹節を作る時に歯が回転するスライサーで加工するのですが、、。
始め節のとがった部分はうまく削られずに、カリカリと細かなものになっちゃうんですね、、。
多分加工業者などからその部分を仕入れているのだと思います、、。
だってこの味で850円での提供ですからね、努力工夫のたまものだと思います、、。