一昨日の下館ラーメン行、とても素晴らしい時短を過ごせました、、。
そして帰りに、これまたかなり気になるラーメン屋さんが有ったのだ、、。
なので本日行ってみました、、。
場所は水海道、常総市内の鬼怒川沿い、橋の袂の信号を右に入るとすぐに有りました、、。
曲がるとすぐにこんな感じののぼりが有ります、、。

駐車場はこの先に結構大きなスペースがあるようですが、バイクなのでこんな感じでお邪魔します、、。
この奥が店の入り口です、、、。

店名にはIZAKAYA 10 PURA SHINSEIと有ります、、。居酒屋、天ぷら、しんせいという事のようですが、。
ラーメン屋さんですよねーーーー、、、。
民家のような入り口の引き戸を開けるとー――、、。
なんて事でしょう、そこには素晴らしい風景がまるで絵画のようにありましたぁ、、、。

鬼怒川の河原の風景が店いっぱいに広がっていますよーー、、。
いやーーまるで一枚の絵を見ているような光景がそこに有ります、こんなラーメン屋さんって初めてです、、。
席について店主さんにラーメンをお願いします、、。ここは具のない素ラーメンと昭和のラーメンの2種類だけ、。
あまりのロケーションに店の外のオープンスペースも見せていただきました、、。
ここ以外にも野外にテーブルが有って、気候が良ければこのパノラマを目前に見ながらラー食が出来ますね、-、、。
そうこうしているうちに昭和のラーメンが着丼です、、、、。

正に昭和のと名を打つような、澄んだ醤油スープに端整に具材が並ぶ美味しそうなラーメンが出てまいりました、、。特に丁寧に麺が揃えられている、店主の配慮がひしひしと伝わっていますよー、、。
早速スープを、、。うん、甘めの醤油味だ、これ北関東に多いタイプのスープです、、。
鶏とか豚とかじゃなくって、ちょっと独特なスープの素になる出汁、浮かぶ香味油も独特なのだが、、。
これも私が知る昔からある北関東のラーメンなのだ、、、。
麺もこれまた独特のものである、、、。

四角い中細のストレート麺、これこそ小麦の産地らしい噛む度に香りが抜ける美味しい麺である、、。
これがスープを纏って、、いや、関東のラーメンとしては多めの浮かぶ油を纏ってこれがとっても美味しいのだ、、。
そう、この脂といい元になっているスープのベースといい、なにか通常のラーメンとは違う、、。
ここに北関東に昔からあるラーメンのルーツが判りました、、。
大将がラーメン食べているとこんなものを出してくれました、、。

これ美味しくてつい食べちゃって2つしか残っていないのですが、6つくらい頂きました、、。
これは鴨肉なんですよ、これ何とタレ(かえし)を採った後のものなんだそう、、。
なので捨てちゃうんだと、でも勿体ないから常連さんに出して後はやはり捨てると、、、。
でもですね、これがねー、、。見た通り生姜が効いててとってーーーーも美味い、、。
そう、鶏でもない豚でもない、このラーメンの味の元は鴨肉なのです、、。
大将、これおつまみに出してもいいんじゃないのー、、、というと、、。やはり作りカスなのでお金はいただけないですよーーーと、、、。何とも真正直なお答え、、、。
更に浮かぶ油も鴨の脂身から採っている香味油だと、ふわりと独特の香味でなるほどといった感じ、、。
という事でラーメン食べながら店主さんと色々とお話が出来ました、、。
店主さんはこの鬼怒川の向かいで長年ラーメン屋さんをやっていたんですね、現在は息子さんにその店は任せて、、以前より目を付けていたこの地に居酒屋をオープンしたと、、。
鬼怒川の風景を額のようにして、この風景を見ながら余生は居酒屋の店主としてお客さんと夜な夜な話などしながら過ごそうかと、、、。
だが予想に反しお客さんが来ないと、一週間で3人、一人で酒飲んでる日々が続いて、、、。
これじゃしょうがないから、高校生が土地柄多いので、焼きそばでもやるかとその店を作ったのだが、、。

やはりお客さんは来ないと、現在はこのお店に来た方にフリースペースとなっています、、。
店の脇で続いているので、ここも河川敷に面しています、ここで食べるのも自由ですと(ただし一人での営業ですから、お片付けもちゃんとしてですよ)、、、、。
だがやはり夜営業はままならず、、。元々が地元で何十年も人気のラーメン屋さんですから、、。
じゃぁ飲んだ〆のラーメンでも作ればお客さん来るかなぁとでラーメン出したところ―、、。
これがまた大反響で、現在一人での対応が大変なくらいのラーメンでの繁盛店になっている状態に、、。
昼が忙しくて、本来の夜営業が疲れちゃって出来ないくらいとおっしゃっていましたよー、、。
基本は鴨出汁ですが最近のものとは違う、鴨のあの感じを前面に押し出した物では無い、言葉では言い尽くせない味です、、。
鴨油の香味油共々、北関東に生まれた方にはとても懐かしいラーメンだと思います、、。
鶏ガラが主体の東京下町のラーメンとは明らかに違う、でもやはり何か懐かしさはとっても伝わる、、。
もうこれは食べて見て頂くしか味は伝えられないですねー、、。
食べ終わってカウンターから振り返ると、この風景が、、、。

凄いよここは、何よりとっても気持ちがいい―、、、。
そしてお話好きの柔和な大将と、店内に響き渡る有線の演歌、、。いいな―この空間、、、。
そして、、甘めの鴨出汁醤油スープに小麦感いっぱいのストレート麺、、、。
ここはまた来ることといたしましょう、心もお腹も大満足です、。
夏季は水ラーメンという氷が入る冷やしラーメンが出ます、次回はこれ目当てですねー、、。
大将美味しいラーメンと素敵なお店、、。
本当にありがとうございました、ごちそうさまでしたーーーーー、、、。