昨夏鳴り物入りでの登場した本場蘭州牛肉面のチェーン店馬子禄(まーずーるー)さん、、。
開店直後から連日の並びでテレビでの露出も多かった、、。
半年が過ぎて落ち着いてきたようなので行ってみました、、。
この牛肉面は本国行くと日本でいう牛丼チェーンのごとく街中にはいろいろなチェーン店が沢山展開しています、。
略字文化の中国では麺は面なんですね、しかも読みもミェンなので日本人には分りやすいです、。
過去ログで解るのですが向こうへ行くと結構食べているんですね、、、。
なので本場の味は解っていると思う、。
中国は広いので各地方で味の趣向が違う、、。
例えばを四川料理を食べても北京と上海と広州では違う、もちろん四川へ行ったらそれらとも違う趣向だ、、。
基本は同じでもその地方に合わせた味付けになっている、、。
日本へ進出したこの店はどうなっているのでしょうかねー、、、、。

時間は10時45分、11時からのオープンなのでシャッター待ちがいるかと思えば全く人気は無し、、。
横断歩道手前でポールポジション確保かと思えば寸前にリーマンさんに奪われました、、。
その後も接続で結局早めの10時55分にオープンで6人の待ちとなっておりました、、。
店はフレキシブルなテーブル席メインにカウンターと全45席という大きなキャパ、、、。
なのでかこの時点での入りは1/3程とやはり落ち着いてきたんじゃないですかなぁ、、、、、。
店内はウーシャンフェン(五香粉)の香りがします、、。
五香粉は桂皮、八角、丁子、花椒、陳皮などの香辛料をブレンドしたもので、。5種類という縛りは無くていろいろな香辛料がその店、家庭で調合されますが、、。この香りは一般的な五香粉でいいでしょう、、。
店に入ると事前にオーダーしてお金を払うシステム、直接厨房へオーダーが行くそして席に案内されるという中国ではよく有るシステム、。
麺は生地をこねる方と麺に伸ばす方との2人体制だ、オーダーが入ってから麺を1人前ごとに伸ばしている、。
だがこれがとても速い作業で、席に着いてから3分ほどで配膳されてきました、、、。
オーダー時に麺の種類とラー油の量にパクチーの有無を聞かれます、パクチーと牛肉は有料で追加が可能です、。
麺は細麺、太麵に三角麺というものが有ります、。ここは三角麺で後はノーマルで行ってみました、、。

いやぁ、この少し白濁したスープは向こうでよく有るタイプ、かなり薄めのスープだと思う、、。
で、多めのラー油、、。これは蘭州が四川の隣の省だからからか、、。
では、まずラー油をよけてそのスープから、、、。はいーーー、向こうで正におなじみの味ですよーー、、。
何かが突出するというものでは無く、控えめながらちゃんとした牛骨を感じる、、、。
勿論先の香辛料もだがこれも店内の雰囲気よりも控えめでとっても啜りやすいスープです、、、。
ラー油を混ぜるとこれがまた何とも具合の良い辛さだ、ごま油は少ないの味を崩さずに辛みを増す、。
と言っても私にはピリ辛位といった感じ、だが苦手な方には要注意の辛さですねー、、、。
三角麺はどうか、、、。

これも向こうのスタンダード、。ラーメンというよりもうどん、ちゅるっとしているがシコは無い、、。
きしめんを細くした物と言えば判りやすいか、、、。
薄めの味付けのスープにはよく合うと思う、長年の経験でか考えられているものですね、、。
具材この手のスープにはやはり香奈(シャンツァイ、パクチーですね)はよく合う、、、。
牛肉は薄い物の醤油と五香粉が染みててうまい、、。

銀杏切りの大根も入っててこれが心地よい甘さを足していたかと、、。

という事で食べて見た感想としては基本は殆ど中国と同じものだという事、、。
でもですね、塩分というか、味はこの日本仕様の方がはっきりしているか、、。
向こうで食べるこの手のラー麺は少しだけ物足りなさを感じるんですよねー、、。
皆さんスープをほとんど飲み干しています、これはおいしかったというのも当然ありますが、。日本のラーメンスープよりもかなり塩分が控えめだからかなぁ先に書きましたが日本仕様でも塩分濃度は低いんです、、。
これがこの後どう捉えられているのでしょうか、、。
店を出る11時20分でもお客さんの入りは1/3程です、、。もちろん店が大きいですから通常の10数人の店舗ならば一杯になっているのでしょうが、、、。
実は来週また北京へ出張です、ここ一年で上海、広州2回に北京と、まさに中国づいていますねー、、。
そんな中食べたこの一杯は、少し日本寄りに寄せては見たが基本は中国南側の味付けだ、、。
という事はやはり日本において中国本国に近い味を体験できるという事でこれは貴重だ、、。

今後どうなっていくのかは見据えていくことにしましょう、、、。
おいしかったです、ごちそうさまー、、、、、。