
ここも宿題店であった、、。
秋葉原、神田川をはさんで神田駅側にある、、。昭和23年創業、宮崎県都城の名店の支店だ、。
もう7年ほど前に出店しているのだが、場所が離れているのも有りなかなか来れなかった、。
あたりや食堂さんである、、。

間口はこのように狭いが奥に広くカウンター11席に4人テーブルも1つある、、。
時間は11時半、先客4人だが私が入店した後も続々とお客さんが入ってきます、、。
このへんは先に紹介した十三湖本舗しじみらーめんさんとは違い、すっかり地元のリーマンさん達にも認知されているようだ、、。
メニューはこの雷々麺と麺がご飯になった雷々飯に、鶏白湯のらーめんの3種類、、。
この時間はお二人での営業で、厨房に宮崎訛りの元気な店長さんとホールの若い女性だけだ、。
後でもう一人くらい来るのでしょうかね、、。でもオペはメニューが少ないのも有って手早く、よどみなく丼が出てきますよー、、、。

餡がたっぷりとかかっていて麺は見えません、汁なしで配膳時によくかき回すように説明されます、、。
具材は豚挽肉、白菜、ニラと丸天、こちらで言うさつま揚げが刻んで入っています、、。
餡を少し味わってみるとかなり塩分濃度が高いです、これは麺と合わさって丁度良くなるという事なのでしょう、、。でも少し辛味のある醤油味で動物系の下支えも有りなかなかにおいしい餡です、、。
麺を引き出してみます、、、、。

この麺はちゃんぽんの物だそう、、。でも長崎ちゃんぽんの物とは違ってくにゅっと柔らかくうどんのような感じだ、、。この麺、大分でもこんな感じのちゃんぽんだったなぁ、、、。
では混ぜ混ぜしていただくこととしましょう、、、。
麺に餡をたっぷりと纏わせるように食べると美味い、。ピリ辛なのでさらに箸が進みます、、。白菜がシャキっとした食感でいいアクセントだが、全体的に野菜は少ないです、もう少し具沢山でもいいかなぁ、。挽肉はいっぱいなのでこの味が醤油味と合わさりなにか和風料理な感じです、、。この餡ふろ吹きみたいに炊いた大根にかけても美味しいと思う、、、。そう、そういう日本人には慣れ親しんだ味ですよー、、、。こう書くと味の想像ができるでしょう、初めて食べても何か安心した懐かしさすらある味に仕上がっています、。なのでかライスと合わせている方が多い、私も大盛食べるならば味変出来るライスをチョイスしますねー(って食べられませんがぁ)、、、。帰りに店長さんに、わっぜおいしかったですといったら、やはりわっぜの使い方が違うそう、、。都城出身の友人がいるので、その彼が何かにつけわっぜっていうので使ってみたのだ、、。この店長さんはとっても良い方でしたよー、、、。あたりや食堂は昭和23年の創業時、戦後でまだ食料が十分でないときに、。先々代がうどんに野菜餡をかけたものを売りだしたらこれがヒットと、、。先代がこれをちゃんぽんの麺を使い、餡に辛味を加えたものが現在の雷々麺のルーツという、。以後改良を重ね今の味となっているのだそうだ、、。
宿題店をまた一つ消化しました、でも食べても食べても宿題は終わりません、。東京ってところはラーファンにとってパラダイスなのかブラックホールなのか、、、、。追記帰りに先月60年余りの歴史の幕を閉じたかんだ食堂さんへ、、、。まだ閉店2週間ですらね、この親父さんも張り紙を見て頭を抱えています、、、。私も学生時代よりお世話になったお店、お疲れ様でした、そしてありがとうございました、、。