場所は武蔵小山、都内では珍しく残っている大きなアーケードの商店街が有名な町である、、。
ここは私すっかり目黒区だと思っていたのだが、品川区だったんですね、。そう、境目のあたりだ、。

この店の店主さんは、あの銀座のフレンチの名店マキシム・ド・パリ(現在閉店)で修業された後に、なんと雅叙園でシェフを務めるという大変立派な経歴の持ち主、、。
普通だったらそのままフレンチの店を出せば十分繁盛すると思うのだが、、。
やはりこの店主さんもラーメンがお好きなようだったんですねー、、。

イメージ 1

この辺りもむかしは人は住んでおらず、私の生息する下町のように古くから区画整理されていた場所では無い、。
なので道路、というよりも路地が無秩序に入り組んでいる、、。ラーメンマップの地図を頼りにたどり着いた、、。
店のはす向かいにコインパが有る、少し歩くかと思ったのだがこれはたすかりましたね、、。

店内はL時カウンター11席に4~5人程度の個室も有る、、。
なんと予約すればこの個室でフレンチのコースも楽しむ事が出来るというではないか、、。

メニューは沢山あって迷いますが、、、。

イメージ 2

ここは基本であろう醤油味の卓を口頭注文、、、。
どうもこのメニューは人名のようですよ、お子さんかなぁ、。さらにみーとかちゃーとかペットの名前を冠した物まであります、、。それにしても多いですねー、、、。
しっかりと修業されたシェフなので、アイデアがいっぱいあるのでしょうね、メニュー見ているだけで楽しいですよー、、。

待つ事数分で出てきました、、。醤油味の卓らーめんです、、、。

イメージ 4

トッピングはポーチドエッグ、流石に洋食出身です、別皿での提供ですが温めるために乗せちゃいました、、。

イメージ 3

早速スープをば、、、、。うーーーん、丸鶏が中心となった旨みがたっぷりのかなり美味しいスープですよー、。
ここのスープの特徴は、フレンチ出身の店主が作るフォンドボーだという、、。
仔牛のすね肉と野菜をふんだんに使ったストックである、。
だがこのスープは鶏の旨みがたっぷりの醤油味、醤油も房総の物だそうでよく火入れされているかまあるい醤油味だ、、、。

だが口中に残るのはひたすら旨み、ほほの奥にたまるように感じるあの旨みがたっぷりなのだ、、。
イノシン酸とか、グルタミン酸とか、、そういった旨みのアミノ酸がかなり感じられる、、。
もちろん化調によるものでは無いので舌に残るあの感じも無い、、。

フォンドボーはこの旨みを引き立たせる役割で、メインは鶏で昆布に香味野菜などのオーソドックスな出汁、これらでラーメンスープとして完成させようとしているのだと思う、、。
事実とっても美味しい醤油ラーメンだ、しかも塩分濃度も低めの設定、、。

この塩分濃度を低くすると物足りなく感じる方も多い、だが前述アミノ酸成分の旨みがたっぷりなので物足りないどころかひたすら美味しいスープとなっていますよー、、、。

イメージ 5

麺は中加水の細麺、当然スープの吸い上げも良く多めに浮く上質な鶏油も纏って流石の選択です、、。
かん水も少なめなので小麦の香りが鼻に抜けまさに良く噛んで食べたくなる麺ですよー、、。

チャーシューは2種類、豚肩ロースは厚みを変えて小さいですが2枚、。油比率も違いその食感と味の違いを感じられて納得、。もう一つは鶏むねチャーでこれも小さいですが3切れ、しっかりとした味付けでジューシーで美味しい、、。青菜は小松菜、軽く茹でられてシャキッとしていますよー、。ポーチドエッグはびっくり、ちゃんと味が付いている、。作った後味玉のようにつけ汁に浸してあるのでしょうね、黄身は当然トロットロです、、、。

はいーーースープは全部飲み干してしまいましたぁ、これまた久しぶりですねー、、、、。
これはやはり私にはちょうど良い低めの塩分だったからというのも有りますが、文句なしにレンゲが止まりませんでした(血圧の降圧剤飲む身なのにねー)、、。


いやはや、これはまた素晴らしいラーメンに出会いました、これだからやめられませんねーラー食は、、。
ここは昨年洗足池に新店舗一途kizunaという店もオープンさせています、、。
こちらはイタリアンがベースなのだそうで、これまた機会があれば行ってみたいお店ですねー、、。

有名店でしっかりと修業なさった店主さんの舌はやはりかなりの物でした、、。
この日は店にいてフロアを主にお仕事していましたが、気さくでお話好きのシェフでといった感じで、お店の感じも良かったですよー、、、。

こうなるともう一つの売りである利らーめん、クリーミーなカレー風味というこれも俄然食べて見たくなりました、。

本当においしかったです、ごちそうさまでしたーーーーー、、、、。