さていよいよ大詰めのラーメン事情です、今年一番行った店へ行ってきましたよー、、。
それは江東区大島の兼吉さん、、、。今年初方でもう6回ほど行っています、年にこんなに行く店は初めでじゃないですかねー、、。
年200食は食べますからね、そのほとんどが新店舗なんですね、、。再訪するのはその中から1割も無い、、。

何やら張り紙が多い、ここベーススープはしっかり押さえてありそれに基本味が3種類ある、、。
合わせ醤油の醤油、白醤油のしろに合せ味噌の味噌だ、更に合わせる足し味により味噌が白味噌になったりもする、、。そう、拘っているというか主人が好きなんですねー、、、。

店内にもいろいろな張り紙で正直始めて来たら何を食べてよいのかわからない程、、、。
でも知るにつれその味の重ね方にはまっていくんですよー、、。
ではここのところの3種類を紹介しましょう、、、、。
味噌いしりラーメンです、味玉トッピです、、。

黒く浮いているのがいしり、北陸に伝わる魚醤だ、、。だがこれそのままでは無くって香味油になっているんですねー、、、。そのままではかなりしょっぱくなっちゃいますからね、この辺のセンスは素晴らしいんですよ、、。
鼻から抜ける魚醤の香り、だが仄かなので誰が食べても癖は感じないだろう、。
何かを突出させるわけでは無くて、どれを食べてもちゃんと調和している、凄いです、、。
ちょっと甘めの味噌なんですが、これが通常の合せ味噌では無くこのいしりでは白味噌になる、、。
なのでお互いが主張せずに円くまとまっています、、。
ベーススープも魚介が有るのですが、それにいしりが合わさって、、これまたおいしいですねー、、、。
お次は味噌醸し、これも味玉トッピ、、。

醸しとは酒粕が入るんですね、それもここのはかなり上質な吟醸酒の酒粕だ、、。
なのでほんの僅かに吟醸香がする、酒好きならばすぐ感じるがそうでない方にはフルーティーな香りに感じるだろう、、。
粕汁ってあるでしょう、それに味噌が合わさり、それを動物と魚介の旨みたっぷりなベーススープで割ると、、。
これがうまくない訳がないじゃないですか、。ここは塩分濃度も高くないのでどんどん啜れますよー。。・
そして、新メニューなんですが生姜です、、。今回は醤油味に足してみた、、、、。
醤油生姜ラーメンです、、、。

ガリガリと摩り下ろしていましたから生生姜が結構入っています、これはスープと合うあう、、、。
業務用のおろし生姜じゃだめですよ、おろしたてなので風味が有りますねー、、。
そして千切りにしたものを醤油で煮漬けた物も乗っています、中央の茶色い物がそうでこれも主張控えめでいいアクセントだ、、、。おいしー、、、、。

麺は細い縮れ麺で中華スタンダードな物、するすると啜れます、、。このほかにもう少し太い中太麵もあり選べるんですねー、、、。
思うにここは兼吉の味というものがしっかりと合ってそれは豚鳥に乾物や節、煮干しが合わさり香味野菜と、、。
何とも懐かしさの中に旨みがたっぷりなベーススープと、、。
葱中心の香味油と、、。これが合わさると兼吉さんの味になる、、。
そこへまず基本味の醤油、しろ、味噌と選んで、、、。さらに10数種類は有る足し味でスープは完成、、、。
足し味には今回のいしり、醸し、生姜他ガリガリと果肉ごと摩り下ろすゆず、幾種の柑橘を合わせ絞ったポン酢、胡麻に梅香、磯の香、カレー(これが自家製でカレーライスも絶品)にトムヤムにミルク仕立てと、まだまだいろいろある、。
これらを選んで合わせて美味しい一杯が見つかると(どれも美味しいのだが)それはそれはとっても楽しい訳である、、、。
そんな美味しい店なのに最近は苦戦しているという、矢張場所か、。商店街のそばだが確かに目の当たる場所ではない、、。
それでも店主は静かでいい場所なんだけどなー、、なんて言ってます、、。
そんなに繁盛しなくていいし、支店とかもまったく考えていないし、、。自分なりのラーメン作ってそこそこ食べていければいいんだけどなー、、、、と、。
こういう欲のない方だと余計に応援したくなっちゃいますよねー、、、。
場所は地下鉄大島駅降りて東大島寄りに出ればそれほど離れていない、、、。
江東区大島6-27-6だ、、、。
定休日は火曜で昼営業は12時からなので注意が必要、3時までで、夜は6時から10時までです、、。
始めはとっつきにくい店主ですが、打ち解ければなぎら健壱みたいな感じでとってもいい親父さんですよー、、。
来年もハマっていきますからよろしくお願いしますねー、、、。
おいしかったよーーーごちそうさまーーーーーー、、。
追記
前にも紹介していますがメニューあげておきます、、

