協力会社のFRP造形工房が埼玉の北部羽生と言う場所にある、、。
やはりポリエステルの匂いとガラス繊維を扱うので街中ではやっていくことが難しくなり20年ほど前に川口からこちらへ移転した、、。なので訪れることは多々あるのだが、昼時だと一番近い中華屋へ行く事がほとんど、、。
というか、ここのタンメンがよくある街中中華のタンメンなのだがかなりおいしいのだ、、。

高速出口に近いので地元でも有名なうどん屋も有る、なんでも最近店を新しくしたら収容人員も増えて、。
配膳が間に合わないのでうどんは前もって茹でたものを湯通しするというスタイルになり大分味を落としたとの事、。
それでも終日いっぱいなのだそう、、。なので最近は行っていない、、。

ではもう少し街中へ行ってみるかといつものスマホアプリ、ラーメンマップにて検索、、。これラーメンデータベースにも連動していて店情報やレビューも見れるのでこんな時にとても便利、、。

そんな中から気になる店を、宝亭さんだ、、。

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場所は羽生北小学校の前、いい具合に昭和が残った店構えだ、、、。
店内も正に昭和、それも40年くらいの高度成長期だ、まんま時間が止まっているようである、、。

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店は意外と広くて、この後ろにも同様にテーブル席が2つある、、、。
午後1時をとっくに過ぎているので客は私一人、、。中央のテーブルに着座してメニューから気になったネギラーメンを注文した、、、。
店は初老のご主人一人ですが、奥に奥様もいるようでご夫婦での営業だろう、、。


中華鍋でチャッチャと炒めている音がする、、。やはり、、これは白髪ねぎをのせただけのものでは無く、ネギを炒めたものが乗ってくるという事、、。狙い通りである、昔のネギラーメンだ、なので気になって注文した訳だ、、。

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いやぁ、なんとも懐かしのビジュアル、、。澄んだ清湯スープからはもう、鶏ガラとモミジの香りがしていますよー、、(そういえば千葉の寺子屋系の祖、13湯麺かずさんとんみんさんもこのスタイルですね)、。

そのスープは、はいー、期待通りのガラスープです、懐かしの昭和の中華そばがここに有ります、、。
そしてネギである、、。ラードで炒め付けられたそれは焦がしが入るほどで油が香味油になってる、、。
そう、ネギ油になってるんですねー、、、。これが香ばしくってまいうーですよー、、、。

この辺りは昔から小麦を栽培している、稲作後を利用しての二毛作が多いのだ、、、。
なのでお金になる米は出荷して小麦をよく食べる文化が発達した、、。この辺の女性は、うどんを上手に打てなければ嫁に行けないなどと呼ばれるくらいなのだ、、、、。

なのでこの関東中部から北部は、蕎麦屋もうどん屋もラーメン屋も手打ちがほとんどだ、、。
ここももちろん手打ちのラーメン、これもここを選んだ所為、、、。果たしてその麺は、、、。

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平打ちの細麺だが所々にこのようなペロッとした部分が入っている、、、。
佐野ラーメンに比べると生地はもっと薄くて、茹で上がったものはかなり軟らかいもの、、、。
でもね、この柔いのがぴろぴろで美味しいんですよー、、、。

ネギ油を纏ってくるので食べていて充実感が有ります、。スープがかなりあっさりなのでしつこくも有りません、。
いや、これはやられましたねー、、。普段東京で進化系ラーメンばかり食べていると、こういうのに出くわすと妙に感動しちゃいますよー、、、、、。
しかも値段も昭和のままだ、、。ラーメンが380円、このネギラーメンも480円なのである、小さなチャーシューでもこれなら納得でしょ、、。

いやあ、おいしかったぁ、、ごちそうさまー、、、、、。

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