今回は久々の車ネタです、それもかなり古ーいレーシングカーについてです、、。
別にいきなりじゃないんですよ、私はこういうのもとっても好きなんですね、、。
時は1969年、日本グランプリのGT-2クラスへ出場すべく、関西のハヤシモーターズ(ハヤシレーシング)でホンダ1300Sの独特な二重空冷DOHCエンジンをチューンし、。そのFF機構そのままにミッドシップに搭載したレーシングマシンこそが今回取り上げるカーマンアパッチというレーシングカーだ、、。

当時のカンナムマシーン、マクラーレンMシリーズに範を取ったようなウエッジシェイプのイカしたボディで、、。
そのデザイン力と製作力の高さに少年であった私はすぐに惹かれました、、、。

このマシンの最大の特徴は、当時他のプライベーターがやっていたようなラダーフレームの市販車シャシーに(当時の車は現在と違い、シャーシーとボディが別体で、走るのはシャーシー部分だけで可能だった)自家製のFRPボディを乗せるというものでは無く(ホンダS800に載せたコニリオとかマクランサ等有名です)、。
パイプワークによるチューブラースペースフレーム構造と、。当時あの日産でもやっていたブラバム等を範にした(初期の日産R380すら最初期はブラバムそのもののシャーシーだ)本格的なレーシングカーだったのです、、。
この車用に使用した特注のホイールを、市販車用に販売したのがあのハヤシホイールなんですねー、、。

カーマンアパッチ用のホイールです、これが現在でも人気が高いハヤシレーシングホイールの元ですよー、、。

現在はレストアされて、各催し物に出品されていますよー、かっちょええなー、、、、。
当時の資料を参照すると、、、、。

赤いのはノバカンナム、当初軽のエンジンを積んだレーシングカーとしてノバカーズ(後のマキF-1、童夢へ続く、そういえば今年マキF101が鈴鹿走るそうですね)が販売したのを、カーマンアパッチと同様ホンダ1300のエンジンに換装したものや、、。
私がファンなルイ・タカノ氏のロータス47GT(当時ルノーのOHVエンジンだったヨーロッパに英フォード、ヘラルドなどに積まれていたDOHC1.6リッターエンジンに換装したもので、後のツインカムの原型、。)や(左中段)、。
マフラーで有名な藤壷技研がロータリーエンジンを乗せた無骨なFRPボディの、フジツボロータリー7等(左下)、、、。
興味津々な車両ばかりが掲載されていますねー、、、。
同様にコンパーノのシャシーにFRPボディを乗せダイハツP3や、海外製のシャーシーを使った日野サムライ等々、、。
これらにつきましては先人の方々が多く語りつくしておりますのですが、おいおい紹介していきたいですねー、、。
そして今回もこの車両につきましてはハヤシさんのHPを見ていただくとして、、。
個人的にとても好きだったと、今でも心に残る車両として、ブログに綴ってみたく思い掲載いたしました、、。
とっても夢のあった時代でしたねー、、、、。