という訳で、広島出張の続きですが、、。
やはりこちらへ来たらこれを食べてみないとですよねー、。ちょうど最終日の昼にチャンスは訪れました、。
単独行動が可能です、早速ラーメンマップ(以下RMP)にて検索、、。こういう時全世界が網羅される(日本人のレビューが有ればですが)RMPは便利なアプリですね、。
ホテルに近い場所に1件気になる店を発見、、。もちろん汁なし担々麵の専門店で、2種類のベースたれに3種類の山椒が卓上にあり、自由に振りかけられると、、、。
汁なし担担麺武蔵坊さんである、、、。
店は11時よりのオープン、仕事の早起きでお腹が減っています、オープンに合わせてホテルを出発、、。
この日の広島は35度を超す陽気、湿度が高く蒸しかえるような熱気だ、、、。
11時ちょうどに着くとまだなんですがと若い女将さんが、店内でお待ちくださいと、、。
なので券売機で濃厚胡麻担担麺をポチる、、。
ここはこの濃厚胡麻担担麺と芳香醤油担々麵の2種類が基本にある、、、。
辛さは選べる、0辛と1~4辛に胡麻の最高レベルはDEATH、醤油には昇天とあった、値段はそれぞれで違い食券も分かれてます、、、。
1~4辛の中から2辛をオーダーです、、、、。温玉がどうも必須のよなのでこれもポチってます、、。
濃厚胡麻担担麺2辛温玉トッピング、、、、。

温玉は蕎麦猪口に別添えできました、そう、これ、、、。東京のキング軒さんでも見ました、つけて食べるようなんですね、でも混ぜちゃってもOKで、お好みでどうぞと、、、、。
具材はシンプルに坦々肉味噌に多めの青ネギ、、。こちらではこれを青ネギって言いますが、関西以西でネギと言えばこれの事で、我々関東人が食べているものはあちらでは白ネギと言いわれ区別されますねー、、。
では混ぜ混ぜです、、、。
汁はその名の通り胡麻が濃厚でたっぷりです、、。汁なしでここまで胡麻を感じるものは少ないですよ、動物系のベースもしっかりとあってかなりおいしいですねー、、。他の香辛料は控えめでニンニクも入らない、四川料理屋の物と違う、。正にラーメン屋さんが作り上げた担担麺といった仕上がりです、、、。
辛さは純粋にラー油の物のようで2辛ではそれほど辛くは有りません、、。胡麻の風味を感じるにはいい選択かもしれませんねー、、、。

麺がかなり細いです、これが広島式汁なし担担麺の特徴です、、。
こちらでは汁なし担担麺を含め和えそばなどの汁なし系やつけ麺はツルシコの太麺が主流ですから期待大です(とか言ってキング軒さん食べてますがね)、、、。
やはり細麺は汁がとっても良く絡みます、熱い麺なので香りも良く立ちます、。博多のように加水も少ない麺で、これがまたしこっとした食感でとてもいい、、、。
ただ麺量は少ないです、これは広島式共通のようで、、。こちらだとつけ麺を含め汁なし系は大体1.5倍、200グラム以上が標準ですが、、。広島では汁なしでもラーメンと同じ150~180グラムぐらいなんですね、、。なので普通に食べる方でも大盛にしておいた方が良いと思います、、。

それでは卓上の山椒を振りかけてみましょう、、、。
まずは青山椒から、、、。

見た目と開けた時の香りですぐにわかりますが、これが我々が普通に山椒と言っているものですね、。
鰻の蒲焼に振りかけるあれです、、、。清涼感があって美味しいですが、濃厚胡麻坦々にはちょっと違うかなぁ、。
この風味だと私は和を感じてしまうようです、、。
では赤山椒では、、、。

これはいい、鼻に抜ける香りはホアジャウだ(見た目も赤花椒なんですがね)、シビもかなりあってこれは私の好きなタイプですねー、。
若山椒というものもあった、、。

熟成する前の実の物なのだそうでこれもホアジャウの香りだ、シビもあって独特の甘みがある、、、。
辛み痺れ甘みでこれは食べた事がないタイプです、。特に実の皮の部分がそれらが強くてこれもなかなかいけました、、、。
そしてー、、、花椒(ホアジャウ中国四川山椒)も有るじゃないですかぁ、、、。

これはこの店独自のブレンドの物のようですが、細かくなりすぎていてパンチがありません、、。
特にシビはほとんど無くて、前出赤山椒とか若山椒の方が私にはあっているようですね、、。
温玉を付けてみましょう、軽く混ぜた温玉がおすすめとの事です、、、。

これがやはりなんですがかなりマイルドになる、コクが増す方向になりますが、カラシビが苦手な方にもいいですねー、、。卵のあの旨みは辛さやシビを取り込んで1段アップグレードした感じに、、、。なので私は更に山椒(このころになると赤山椒ばかりになってます)を足していただきましたよー、、、、。
いやぁ、これは美味しいや、、。しかもいろいろと組み合わせられてとっても楽しい(←これかなりポイント高いです)、、。私申し訳ないですがキング軒さんよりもこちらの方が好きだなぁ、趣向に合っていますねー、、、。
で、続きがあるんですねーーー、、、、。
この日の夜は最終日とうことで打ち上げ、そこでここの店の話をしたらば、〆に行こうではないかと何人かの方が、、。
一日に同じ店って私初めてですが、実はこれ良かったんですねー、、。だって最終日ですからねー、、。
そすうです、もう一つの味、芳香醤油狙いですよー、、、。
広島式芳香醤油担担麺温玉付きです、、、。

こちらは4辛にしてみました、、。真っ赤な唐辛子が乗っていますね、これはラー油を足していく方向だと油っぽくなっていっちゃうからだと思う、、、。
芳香醤油は芳香ってほどではないです、良く火通しされているようで立った感じ(←難しいですが生醤油のきりっとした感)は少なく、どちらかと言えばマイルドな醤油ベース、、。
これは濃厚胡麻とのバランスをとったからな、、。だがこれが各山椒を振りかけるとワイルドに変化していくのは濃厚胡麻と一緒で、これまた旨いーーー、、、。
赤山椒ちょっといれてー、、温玉つけてー、、若山椒たしーの、、高麗人参酢(こんなのもある)入れてーのっと、、。楽しー、、これかなり楽しめますねー、、。2回目ということでいろいろとやってみる事が出来ました、。
これも基本がしっかりとしているから出来ることだと思います、、、。
最後ご主人とも少し話が出来ました、担担麺は数年前から一気に流行ったとの事で、時流に遅れないよう常に味の追及は忘れていないと、、。この山椒を選べるようにしたのもやはりいろいろと自分で味わってほしいからとの事でした、。
前はしびれというメニューで山椒の量は決まっていたようですよ、、、。落ち着いていながら熱心な店主さんでかなり好感も持てました、つくづく近くに有ったらなー、、、って思いましたもの、、、。
で、同行の方たちは、、。カラシビはちときつかったようで、、、すみませんでしたぁ、、、、、。
こればかりはね、趣向ですからね、、、。
でもね、こういうのばかり食べているわけじゃないですよー、端麗で美味しいものもね、これは次回だなぁ、、。
何はともあれ本場を堪能する事が出来ました、、ごちそうさまー、、、、、、、、、、。