シリンダーヘッド、インマニ取り付け部のタップ損傷と言う事態により新品キャブの取り付けがストップしていましたが、。
ヘリサートにより修理と書いていましたが、正確にはレコイルによる加工で本日復活しました、、。

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ヘリサートは一回り径の大きな逆タップを立てて、そこへヘリサート金具を挿入してタップを作り直すという物、。
このレコイルも同じような感じで、やはり一回り大きな正タップをたてて、その中にコイル状の金具を挿入してタップを新たに成形するという物、、。

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このコイル状の物がタップの代わりになるんですね、、。どちらもアルミに直接タップを立てるよりも強度は増すんです、、。
早速一回り大きなタップ用に穴を広げます、。と、エンジンとフレームのスペースにドリルが入りません、、。
でも、、安心してください、入りますよ、、←古いね。

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アングルドリルです、。正直これ通常はほとんど使う事が無い、でも、持ってますよー工具ヲタクですから、。
これで広げて厳重に専用タップにてタップを立てていきます、、。

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タップハンドルが回らないので厳重に90度づつハンドルを抜き差ししながら立てていきます、、。
この時思ったのですが、このアルミ材柔らかい、。番手が低いようなのと鋳造なのとでサクサクとタップが切り進む、。
反対側も注意して締めないとですね、、。

この穴は止まりでは無くて貫通しています、なので削りカスはフィンの間に落ちます、。
掃除機で吸った後厳重にエアで飛ばします、、。

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レコイル金具を専用工具で挿入して、はい、きれいに完成しましたよー、、、。
後はインマニ付けるだけです、、。

さっそく始動を試みます、、、。
キャブはパイロットエアスクリューを標準の1と5/8回転戻し、スロットルストップスクリューはまずかなり緩めた状態から具合を見ながら締めこんでいきます、、、。

久し振りの始動だってので中々初爆が来ません、それでも何度かのキックの後ぽつぽつと点火してきました、。
スロットルストップを少しづつ締めこみながらキックしていくと、、ポロポロと掛かりましたよー、、。

一回りしてきましたが概ね問題ないようです、、。
路面の荒れで車体が上下するたびにエンジンの回転が下がっていた現象も起きません、やはりキャブが原因だったようですね、、。

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まだ始動にちょっと手こずるようですが、これは走って行けば当りが着くかと、現状スロットル開度を1/2ほどと大目に開ける方が始動性は良いようです、、。
何はともあれ走ることは出来たのでやれやれですねー、、、、。



明日は温かいようなので、出来て来た72でも乗りましょうかねー、、、、。

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走って帰って来たのですが、エンジンは油漏れが無くて奇麗ですよー、、、。
古くてもちゃんと整備すればこういう状態で走れるんですね、、。

サトゥルノもそろそろ燃料のシリコンパイプとワンタッチカプラーのパッキンが交換時期です、、。
これも暖かくなる前に、チャッチャとやっちゃいましょうねー、、、、。