最近入手いたしました、ドン・グロッシュ(Don Grosh)です、、。
前々から気になっているビルダーさんなのですが中々巡り合わせが無くて、気になってから20数年ぶりで入手出来ました、、。

ここのストラトタイプのボディの物はレトロクラッシックと言いまして、、。
なにがってーとそのネックの形状がレトロでクラッシックなんです、、。
私が持っている56年のフェンダーストラトとほとんどおんなじネックの形状で、並べて弾き込んでみてなる程と思った次第、。
もともとこの50年代のネック割と細身で素直なCシェイプと大変弾きやすい、、。フレットは現代的にジャンボなので気持ちの良いフィンガリングが出来てかなり気に入っております、、、。
ベントトップと言うのは20数年ほど前より確立したボディ制作の技術で、、。ベースとなるボディ材にこのような木目の出た違う材をトップのカーブに合わせてベントさせて貼るという物、、、。
ギター自体の音色のコントロールも可能で現在ではかなりポピュラーなボディ製法ですね、、、。

画像で見ると奇麗ですが実際はウェザーチェックという塗装に細かくクラックが入っちゃっていて、それが結構全体に多いんです、、。私はこのウェザーチェック、ほとんど気にしないんです、、薄い塗装の宿命と言うか、、。
経年の変化による木材の収縮と、塗装膜の収縮率が合わずに起こるこの現象はビンテージとされるギターには多かれ少なかれどこかに出る現象なので、。私は年齢によるしわと思っています、、。
ともあれこのしわのおかげでかなり安かったのも事実、、。ステージのライトでどう映るかですがあまり気にならないんじゃないかと思います、、。出てもそれがまた模様となっていいでしょう、、、、。
音はね、これもかなりレトロ、、。ノーマルは3シングルなんですが、出力も低くてポップスやフュージョンなんか良さそう、、。重めなのでしっかりと振動を受け止めてハーモニクスもサスティンも結構あります、。
私はリヤピックアップをダンカンのリトル59に変えました、やはりロックなんで、。それでも芯の有るトーンで鳴りますよ、、。
ジェイムスタイラーがコルベットならこいつは英国車のジャガーって感じがする、端正なんですね、。
今のところのお気に入りですね、、、こいつを持ってステージ立つのが楽しみです、、、。