ひさーしぶりのオーディオネタです、、、。
これから少しづつですが現在聞いているシステムを紹介していこうと思います、、。
と言っても古い物ばかりで、ここのところ全く進化していない、。
パソコンとかシリコンで音楽を聴いていないので、なかなか現在のを超えるような魅力的な物が無いというのが現状でしょうか、、。
先ずはスピーカーからです、、。
USAの老舗JBLの4312Bというスタジオモニターです、、、。
スタジオモニターなんて言うと一般的なものではないという印象を持つ方もいるようですが、用はそういう環境でも使用できる耐久性があるって程度と思えば良いですね。

ユニットは並べた時にセンターで聞くのに均一になるよう左右で対象になるようになっています(当たり前か)。

高音域を出すツイーターが外側になるようにレイアウトするのが常識になっています、、。
その方が広がりが出るという事のようですが、離れて聞けばそれほどの差はありません、、。
私のリスニングポジションでぴったり合うようにセッティングされてます。
中、高音のツイーター、スコーカーの音量を個別に調整できるボリュームが本体上部についていますが、私の部屋はおいてあるものが左右で違うので反響に差があります、なのでこのつまみである程度の出音の調整をしています。
よく見ると左右でつまみのポジションが違うのがわかると思います、、これでほぼリスニングポジションでの出音がそろいます。
調整には正弦波の入ったCDを使用します。
これで自分の耳でどの帯域も同じレベルに、フラットになるように調整します。
私は学生時代に電気関係の学校だったため、校内に無響室という音を反射しない部屋があって。
そこで自作のスピーカーのF特(周波数音響特性)を検査したりしてましたので、この辺は少々自信ありです、、。
当然アンプのTONEも使いません、この回路も音質低下の原因ですのでスルーパスです。
さて、この4312と言うスピーカー、、ちょっと癖がありまして、、、。
通常このように各音域にそれぞれのスピーカーがある場合、その音域だけの音を通過させるようにクロスオーバーネットワークと呼ばれるものがそれぞれのスピーカーについているのですが。
この4312はなんと、、、中、高音用のスピーカーにはついているのだが、、ウーハーは何もついてない、鳴りっぱなしなのだ、、。
フルレンジにスパーツイーターを付けるってのは良くあるのだが、、ウーハー鳴りっぱなしってのはめったにない、。
むかーしのかっこだけの安システムコンポには有ったがこのような高級機では珍しい、、。
じつはこれが開放的、なんて表現されるこのスピーカーの特徴で、クラッシックやオペラよりジャズやロックの再現に合うといわれているのだ、なのでスタジオで使われることが多いという。
だがこれ、その鳴りっぱなしが災いして5kHzあたりに変なピークが有ると言うのは有名?な話で、、前述ロックなどではあまり気にならないようなのだが、、。
私はこれ、とっても気になる。よく聞くのがロック、ポップスの女性ボーカルなのだが、、。
彼女たちの高音部がざらついて聞こえるのだ、、。
もちろんこれにはプレイヤーのコンバータ等の影響もあるのだが、これに付いては後述するとして、、。
ようはこのピークを取り去ってしまえばよい、、。
調べるとこのウーハー2kHzから上はほとんど出ていないようだ、、だが5kHzあたりにぴょこっとピークがある 。
なのでウーハーに2kHzあたりからなだらかに減衰していくような特性になるようにコイルを接続している。
オーディオ用にこういう物が売られている、何種類か試すのでギボシ端子で簡単に交換できるようにしている。

これで高音域をなだらかに抑える、3Kあたりから上はほぼ出ないはずだ。
なんでコイルを接続すると高音域が出なくなるかと言うのは説明するとこの何倍にもなるので省略するが、
ローパスフィルターと考えてください。
ちなみにハイパスはコンデンサで出来るんです、、両方使って12dB、、って、、パスフィルターで検索してください(笑)。
現在は少々おとなしくなって、いい感じで鳴ってます、、。
中島美香のベスト盤はじつはかなり高性能なシステムを要求する内容になっているんです。
他のアーティストの物とは違う、大人のミキシングになってます、ポップスでは珍しいです。
60Hz辺りからしっかり再現できて、つやのある中域を要求し彼方で奥深く鳴る超高音まで、、。
現在のシステムは私の2メートル前で本人が歌っている、ブレスもなまめかしく、そんな感じになっているのではと思っております、、。