ロッキード事件で有名になり、当時一般人でも知っている方が多かったF-104J、、、。
ロッキードでの命名はスターファイターですが、、、航空自衛隊では当時導入機体に和名をつけていて、、104には 栄光 という名前が付いていました、、、。
一般には浸透しなかったようでF-4の頃より使われなくなってました、、。まあ、ファントムのままのほうが覚えやすいですよね、、、。

各務ヶ原にあるマルヨンは前はキャノピーがオープンしてて、、、操縦席に座れたのですが、、、。
今年行った時は閉じたままで、、、まあ、マナー良く搭乗しても壊れてくるのでこれは致し方ないか、、、。
着座した感じはせまーい、、、ここにガタイのよいアメリカ人が納まるのが不思議なくらいです、、。
ヘルメットしたらキャノピー閉じたらぶつかっちゃうんじゃないかと思うほど、、それほどタイトに作って抵抗を極限まで低減していると、、正にそう思いました、、、。
鹿屋で零戦のレプリカコックピットに乗ったときの方がまだ余裕があると言ったらいかにこいつのが狭いか解ると思います。
搭載エンジンはGE社のJ79である、、、石川島播磨重工業にてライセンス生産されたのはJ79-IHI-11Aというタイプで推力7.170kgfと言うもの、、。
F-4用のJ79-IHI-17の推力は8.120kgfなのは年代の違いと言うより搭載に余裕のあるF-4の方が運転規制がゆるいからと聞いたことがある、、。
ジェットエンジンは推力の変更に燃料の流量を調節するだけでなく、、ダイバージェットコーンというノズル後部で径を絞り空燃比に有った流量を調節しているのだが、、。J79はこれが変わっていて、、機械的に絞るのではなく圧縮機からの2次空気を利用して調節している、、。
これが独特のコーン、、、、って言う音を発して、、これもまた魅力の一つなのです、、。

そう言えば、、今のエンジンはまったくと言ってよいほど煙を出さない、、、。
104はいつも薄く煙の尾を引いていたのがなんか懐かしいです、、、百里の養豚場の香る脇で見上げていた事を懐かしく思い出しました、、。
あの頃はハスラー250で見に行っていたなぁ、、、。