はろふろさんがアップしたメグさんという方の体験談がとても勉強になりました。
本当、リアル・・・
とりあえず備蓄しておいた、というだけでは、実際には、役に立たないんだなあ。
水は備蓄してあっても、タンクから水が流れるようなコックつきのものがないと、
手を洗ったりするのもできないしなあ・・・
メグさんの言うように、災害直後の水や電気がない状況で、
袋入りのラーメンを調理すると、洗い物で水が必要になるし、作りたくない・・・気持ちわかるなあ。
トイレを流すのに1回7リットルか8リットルの水が必要らしい。
飲料用に備蓄した水をそれに使いたくはないし・・・
別途雨水をタンクにためたり、用水路や池から水を吸い上げるポンプも持っといた方がいいかも。
まずは、冷蔵庫や冷凍庫を動かすために発電機っていうのがいかにもアメリカらしいけど、
日本の場合は、ポータブル電源で動かせる程度の小さな冷蔵庫を準備しておいた方がいいかもね。
数年前にこのブログでも、700WH程度のポータブル電源で、
600リットルクラスの家庭用冷蔵庫の稼働可能時間を測定するのをやったけど、
ポータブル電源だと1000Wクラス以上のものを2台使って、
充電と稼働を交代させないと24時間稼働は難しい・・・
電気が尽きたから、さあ、発電機を動かそうと思っても、
予備のガソリンを備蓄してなければ動かないし、
滅多に動かさないものは、なかなかエンジンがかからなかったりする。
(草刈り機とか、ミニ耕運機、チェーンソーも、たいがい一発で始動しないから毎回メンテから始まるだよね)
ガソリンだって、災害後には、入手が難しくなるしなあ・・・
ちなみに、滅多に使わないけど、うちにあるホンダの発電機は4リットル程度のタンクで、
7、8時間くらい稼働できる。しかも、数年に一度の稼働にもかかわらず、毎回一発始動してくれる。
でも、めっちゃ音がうるさいから、夜は使いたくない。
そういう意味で、夏でも冬でも、一発始動してくれる車のエンジンは非常に優れもので、
車内のシガーソケットから車用インバータ経由で電気を確保することも可能だから、
自動車を有効利用するが一番かと。
自分は、毎年軽トラに50W程度の車載スピーカーを乗せて、
神社の秋祭りの音楽を2、3時間くらいかけるのをやっているんで、なんとなくわかるんだけど、
たぶん、軽自動車程度のオルタネーター、バッテリー容量でも、
500Wくらいまでなら、アイドリングさせながら、
数時間くらいはまったく問題なく稼働できると思うんだよね。
ただ、家庭用冷蔵庫とか、エアコンのように定格で1KW以上のものを車のエンジンで稼働させようとすると、
たぶん、軽自動車だとバッテリー容量が足りないか、
シガーソケットの端子付近のプラスチック部分が発熱で溶けるようなことが起こるのではないかと・・・
いずれにせよ、あらかじめ、自分の車でいろんなことを試しておいた方がいいよ。
持ち運び可能な折り畳みの太陽光パネルとバッテリーやポータブル電源の組み合わせで、
夜間の照明用とか、スマホ数台分程度の最低限の電力を確保できるけど、
冷蔵庫やエアコンを連日使用するのはさすがに無理じゃないかと・・・
冬場や夏場に少ない電力で快適に過ごす方法を見つけるしかないんだろうなあ。
いろいろ考えると、いっそのこと、
災害時に特化したソーラーパネル付の電気自動車を軽自動車くらいの価格で販売してくれたら、
バカ売れたりして・・・
さらに悪ノリで、台湾有事に備えた迷彩色の4WD+装甲+防弾ガラス仕様のグレードで、
価格はレクサス並みっていうのはどう?
そういえば、能登地震のあとに、
災害時用のトイレ専用車両みたいなのが派遣されたような気が・・・
こういうのを普段からいろんな公共の工事現場で使うようにして、普及させておけば、
災害のときに役に立つだろうに。
ここみちゃんねるさんがいつも言っているけど、
災害が起こってからホームセンターに買いに行っても、
必要なものは、みんな同じで、すぐになくなるから、
まだ何も起きていないときに、買って準備しておかないとね。