昨日、2020年12月1日のお昼くらいにお客さんから、
「今日になって、急にメールが受信できなくなったので、なんとかして欲しい」という電話があり、
伺ってみると、
Windows10のノートパソコンに、
Thunderbirdの最新版(78)で、OCNメールとiCloudメールを受信していたのが、
たしかに、受信できなくなっていた。
間違いなく接続しているのに、受信は実行されず、
通常、受信が成功すると、右側に表示されるはずの
「xx件のメールを受信しました」というウィンドウも表示されません。
試しに、そのメールアドレスにメールを送信してから、
Thunderbirdで受信を実行しても、左下に接続中という表示はされた後、
受信エラーは表示されずに受信が完了したかのようにふるまっています。
でも、実際にはメールはまったく受信できていません。
うーーーん、
何もエラーメッセージも表示されない!!!
って、どういうこと?
セキュリティソフトとしてESETがインストールされているので、
とりあえず、ESETのリアルタイム保護を一定時間解除してみたものの、
まったく症状が変わらないので、犯人はESETではないのか?
もしかして、サーバー側でセキュリティが厳しくなって、ポート番号とか、
SSL設定とかをきちんと正しく設定しないと受信できないようになったのだろうかと思い、
Thunderbirdのアカウント設定で、
サーバーアドレス、ポート番号、暗号化設定を確認してみたが、
OCNやiCloudの推奨設定方法になっているので、
いわゆるメール設定の問題ではない。
うーーーーん、まったく理解不能な状況だーーーー。
念のため、ユーザーのAppData(隠しフォルダ)にある
Thunderbirdのデータフォルダのプロファイルフォルダ内のデータをすべてUSBメモリーに保存して、
別のWindows10パソコン(まったくの素の状態)に、Thunderbirdをインストールして、
データ移行をして、受信してみると、
ちゃんとメールが受信できるではないか!!!
これは...いったいどういうこと?
お客さんのノートパソコンとこのWindows10パソコンの大きな違いは、
ESETがインストールされているか、どうか
だけなので、どうやら犯人はESETらしい。
ということで、今回は、とりあえず、一時的にESETをアンインストールして、
応急処置しました。
後日、ESETがこの問題を解決したら、再インストールする予定です。
さきほど、ネットで調べてみましたら、
やはり、ほかの方も同じ状況になったらしく、
ESETの設定の中で、ESETの監視対象から、Thunderbirdを外すように設定して、
対処した方が多いようです。