マイク・マダックス
通算355勝を記録した殿堂入り確実な名投手グレッグ・マダックス の実兄。
現役時代は主にリリーフ。15年で472試合に登板。
2008年まではミルウォーキー・ブリュワーズの投手コーチ。2009年からテキサス・レンジャーズの投手コーチ。
それまで、「打つけれど、それ以上に打たれる」レンジャーズにあって、投手力の向上に貢献。打者有利の球場ということもあってか、FAでなかなか有力選手を獲得できず、マイナーで若手を育成して、メジャーに送り出し、メジャーで活躍させてきました。ブルペンから先発投手への転向はお手の物。これで、C・J・ウィルソン やアレクシ・オガンドー、デレク・ホランド らの先発転向を成功させました。ネフタリ・フェリス の先発転向は結果が出たとはまだ言えませんが、恐らく成功するでしょう。
育成方針は近年のMLBでのトレンドである「球数制限」というよりは日本に馴染みのある「ある程度投げ込んで肩を強くするべき」という考え。これで故障者が増えるどころか、ローテーションをしっかり守る投手が増えたこと、また何よりも結果が出ていることから、将来はこの「球数制限」の方が見直されるかもしれません。
ダルビッシュ有 が入って、日本での注目度も増したレンジャーズ。の指導にあたるマイク・マダックスの姿を見ることができそうです。
弟のグレッグ・マダックスもレンジャーズのGM補佐になりました。いつかはブレーブスのGMにとも思いますが、レンジャーズでしっかり実績を作りたいところ。兄弟でコーチ、そしてGM補佐としてレンジャーズに投手王国を作り、ワールドシリーズ制覇を達成したいですね。