サンフランシスコ・ジャイアンツの左腕、ランディ・ジョンソン投手が史上24人目となるMLB通算300勝を達成しました!
対ナショナルズ戦、6回1失点(自責0)被安打2の素晴らしいピッチング。45歳のベテラン投手らしいピッチングを見せました!
大リーグ22年目のジョンソン投手は、サイ・ヤング賞を5度獲得し奪三振王9回。40歳でパーフェクトゲームも達成してます。
武器は2メートル超の長身から投げ下ろす威力のあるストレートや切れ味鋭いスライダー。
若いころは剛速球投手として、コントロールに苦しんだ時期もありましたが、それも克服。マリナーズ時代、ロッキーズの左の強打者ラリー・ウォーカーが打席に入った際、後頭部スレスレにボールが抜けます。お茶目なことで有名なウォーカー。
ヘルメットを逆さにかぶり右打席に入りますが、「あの打席から生きて帰れてよかった」とのこと。
後年、ランディ・ジョンソン投手が左バッターにHRを打たれると、それがニュースになるという時期もありました。
名門南カリフォルニア大学からエクスポズ(現ナショナルズ)入団でメジャー生活をスタート。マリナーズ~アストロズを経てダイヤモンドバックスへ。
2001年のワールドシリーズでは、それまで3連覇中だったニューヨーク・ヤンキースを4勝3敗で下し、アリゾナ・ダイヤモンドバックスを球団創設5年目でワールドチャンピオンに導き、カート・シリングとともにMVPに輝きます。
その内容も第2戦で3安打完封勝利、第6戦で7回を2失点、。そして第7戦の8回表、1点ビハインドの場面で連投するというものでした。まさにチームのためにフル回転。
その後、ヤンキースに移り、2年連続17勝を挙げますが、メディアとの軋轢もあり、ダイヤモンドバックスへ。
そこから、現在のサンフランシスコ・ジャイアンツへ移籍します。今のチームにはサイヤング賞経験者が3人(ジョンソン、ジトー、リンスカム)います。ジトーとリンスカムがジョンソンから何を学ぶか、興味ありますね。ジョンソンはハードトレーニングで知られていますからね。
今季での引退を決意とも言われていますが、あと何勝上積みできるでしょうか?
その裏で、ブレーブスがマダックス、スモルツとともに投手王国ブレーブスを支えたトム・グラビンに戦力外通告。マイナーでしっかり調整してきただけに残念です。あのチェンジアップなど緩急を使ったピッチングは是非同じブレーブスの憲伸さんにも伝授してほしかったのに残念です。グラビンはモイヤーみたいにまだまだやれると思うので、投手陣が若いチームに行って、経験を伝授するとともに、まだまだ活躍してほしいですね。