「名選手は名監督になれない」なんてよく言いますが、
名古屋グランパスのストイコビッチ監督にはそれは当てはまらないようですね。
監督が現役のときより強いグランパス?それは言いすぎ?
ストイコビッチ加入以前はひどかった。それなりに選手はいたんですよ。
ディド、ジョルジーニュ、ガルサ、リネカー、浅野、森山、小倉・・・。でも成績に結びつかない。
今ではとても信じられないかもしれませんが、浦和レッズと最下位争いをしていたんです。
今でも覚えているのは、当時強かったヴェルディ川崎に1-0で勝ったこと。
ディドのスーパーセーブは未だに印象に残ってます。米倉のミドルも・・・。
ただ、いい内容・結果を続けられないから下位に低迷。ストイコビッチ加入後もしばらくは・・・。
監督がベンゲルになると、ガラッと変わります。「どこの強豪チーム?」というプレーが随所に見られるようになりますし、最高2位のシーズンもありました。
どれほど劇的に変わったか? ベンゲル就任1年目天皇杯優勝。
選手も自信を持ったのでしょう。素晴らしい内容の試合が続きます。しかし、なかなかリーグ優勝できません。
ベンゲルが去り、ストイコビッチも引退すると、優勝争いに加われなくなっていきます。ストイコビッチ在籍中はワクワクするようなプレーもたくさんあった、試合を見るのがとても楽しかった。
それがニュースで結果だけを見て「勝った」「負けた」というようになっていました。試合を見なくなりました。試合内容に魅力のないチームが優勝争いに加われるわけありません。私も「幽霊ファン」に・・・。
熱心なファンに戻ったのはストイコビッチ監督になる前でした。たまたま見ていたグランパスの試合で、「何か元気な奴がフィールドを駆け巡ってるな」と思って応援していました。それが杉本選手。
そしてストイコビッチも監督としてグランパスに戻ってきました!
さらに最近ではストイコビッチ監督の10番を継いだ小川選手。玉田、ダビ、杉本、巻とFWは揃っているので、中盤の組み立てに幅が出てくれば優勝できるでしょう。試合を見ていて楽しいグランパス。
