国際自然保護連合(IUCN)の「レッドリスト」で絶滅危惧種として掲載されたニホンウナギを保全するため、環境省は生息環境を守る指針作りを始める。13日、石原伸晃環境相が明らかにした。
jordan来年度まで文献調査のほか、全国3河川を選んで生息状況を調べ、ウナギが好む河川環境を明らかにする。成果は国土交通省や農林水産省などと共有。専門家を交えて保全のための指針を策定し、河川工事などの際に参考にしてもらう。
シマフクロウやツシマヤマネコなど「種の保存法」で国内希少種に指定されている生物では、保護増殖計画が作られているが、指定外で個別の保全策を作ることは珍しい。