電車のAC波形比較(3改)私鉄等編 | 私は鶏になりたい

電車のAC波形比較(3改)私鉄等編

(1改)新幹線、(2改)JR在来線編に続き私鉄等
旧エントリ


24)東武100系 スペーシア(きぬ、けごん 1990年~)
登場30年以上看板特急だった車輛。


うわー、ノイズだらけ!

一応60Hz正弦波ですが、低周波から40kHzあたりまで広い帯域に電力が乗っていてノイズっぽいです。音のバックにホワイトノイズが乗っている感じ。
こりゃフィルターじゃ取れないね…


25)東武500系 リバティ (リバティきぬ、リバティけごん等 2016年~)

少ーし尖がってるけど綺麗な波形。60Hzです。いいインバータなんだろうなあ。

なおスペースXは未乗車。


26)京成AE2代 (スカイライナー 2009年~)
京成電鉄自慢の国際空港アクセス特急だけあって、全席にコンセント付。

ノイズは少ないのですが、イヤにカクカクした非対称の波形。
これも60Hz。


27)小田急70000形 GSE(はこね、えのしま等 2017年~)

60Hz。 25)東武500より若干ノイズっぽい60Hz波形。波形としては丸っこく正弦波に近いのはこっちかな?

50000形VSEの波形を取る機会がなくて残念…


28)名鉄2200系 (名鉄各線 2004年~)

ぼわっとボケた60Hz。
43kHzあたりのノイズらしい。

特別車洗面台のコンセントで測定。


29)近鉄21000系 アーバンライナー (名阪特急など 1988年~、更新2018年~)

60Hz。なんか酷いノイズがありますが、アースか何かの問題かなあ…

2018年から座席窓側足元の床下にコンセントを順次増設中で容量が0.6Aと新幹線などの1Aより小さい。


30)近鉄23000系 伊勢志摩ライナー (伊勢特急など 1994年~、更新2012年~)

60Hzで大人しい波形。

更新時レギュラーカーでは2席に一つ、前席の背面腰部にコンセント追加されたもの。


31)智頭鉄道HOT7000 (スーパーはくと 1994年~、更新2016年~)

 第三セクター智頭急行の意欲作・1輌700馬力の振り子式特急気動車(あっ電車じゃない…)。
車体更新も意欲的で2度目の更新時座席窓側足元にコンセントを増設。

60Hz。スペクトルでスプリアスみたいなノイズがちょっと見られる。


32)東京メトロ2000系 (丸ノ内線 2018年~)

60Hz。通勤電車まして地下鉄にコンセントがある時代。

東京の私鉄でも座席指定列車が増えてコンセントも提供されているようですが、出退勤時間帯に電車乗れなくて未測定…

番外1)東京駅
待合室にコンセントが使える駅が時々あります。
その壁面の電源は…

心落ち着く美しい50Hz正弦波。


番外2)リムジンバス
羽田空港リムジンバスに乗る機会があってしかもオシロも持っていたので計ってみました。
どんなんかな…♪

ギャー!!
バイポーラ信号かと思いました。
しかも52.46Hzという中途半端な周波数

ポータブル電源のインバーター波形もこんなものなので、危なくなく使えるんでしょうけど…


さて色々AC電源を見て来ましたけど、相変わらずJR東日本の新幹線だけが50Hzですねえ。

3年半ぶりの更新でした。