第107回全国高等学校野球選手権大会は、沖縄尚学高校が学校として初、沖縄県勢として春夏連覇した興南高校以来、15年ぶりの優勝で幕を閉じました。
沖縄尚学高校はタイブレーク含め1試合平均得点3.2点、チーム打率.241。1試合平均失点1.5点、チーム防御率0.96。左右の強力な2枚看板を擁し、守り勝ったという印象でしょうか。
昨年の京都国際高校も左の2枚看板で勝ち抜きました。やはり優勝には力のある複数投手の必要性を改めて感じた大会となりました。
そこで、今大会含め過去10大会の決勝進出校の準決勝終了までの投手起用に着目し、まとめてみました。
左側が優勝チームです。片方のチームにのみ準決勝終了時点で30イニング以上投げた投手がいた場合は4度あり、決勝の結果はそのチームの1勝3敗でした。その1勝は2017年花咲徳栄高校ですが、あの強力打線と広陵投手陣のコンディションからして必然だったのかなと感じます。
今大会は沖縄尚学末吉投手、日大三高近藤投手どちらも準決勝終了時点で30イニング以上投げていました。沖縄尚学の新垣投手の存在の大きさを改めて感じましたね。
球数制限もあり、ほぼ1人で投げ抜いての優勝は、2016年作新学院が最後になるのでしょうか?今井投手は最終的に41イニング投げ抜きました。現在ライオンズのエースとして大活躍中です。
あと、スタッツ的には惜しくも決勝は敗れましたが星稜高校、奥川投手の無双感が凄い笑
来春からDH制が導入されるなど、近年目まぐるしく変化している高校野球ですが、個人的に7イニング制については、本当に慎重な議論を望みたいです。今年は広陵高校の問題もあり、高校野球の在り方も問われた大会となりました。皆さんどのような感想を持ちましたでしょうか。

