医師の中川恵一先生のがんと仕事の両立に関するセミナーを聴講しました。
中川先生はがん放射線治療がご専門の東京大学の特任教授。がんに関する啓発活動に積極的に取り組まれています。
セミナーは乳がんだけでなくがん全体に関するお話でしたが、とてもわかりやすく勉強になりました。
特に強調されていたことは、
•がんは男性の2/3、女性の1/2がかかる。人ごとではない。
•早期発見であれば「死の病」ではない。検診を積極的に受けよう。
•女性の社会進出と定年延長で仕事とがんの両立推進が必要な時代に。
などなど。
個人的に勉強になったこととして、
がんと生活習慣の話がありました。
がんに影響の強い生活習慣は、
タバコとお酒。
食生活や運動、睡眠はそこまで相関はないそうです。
(グラフで割合を示して説明いただきましたが画像なしですみません)
お酒に関しては、適量であれば構わないと思っていましたが、体質によると全く飲まない方がいい人もいるとのこと。
お酒を飲んで赤くなる人はアルコールが分解しきれず発がん物質であるアセトアルデヒドが体内に残ってしまうそうです。
これまでは1日一合以下であれば影響ないとされていましたが、最近の研究で一合以下でもがんのリスクが高まるという結果が出たそう。
私はもともとお酒に弱く、すぐ赤くなってしまうので、やめておいた方が良さそうです。弱いけど好きなのでちょっと悲しい…。
お酒は特別な時だけにしようと思います。
中川先生は日本経済新聞でがんに関する連載をされています。お酒に関する回はこちら↓
http://www.u-tokyo-rad.jp/staff/data/nakagawa_serial_nk221026.pdf
中川先生はがん患者の家族やお子さんに対しても正しくがんを知るための活動にも取り組まれています。