入院は13時なので、出発前にランチがてら今日も散歩にでかけた。
中之島公園を眺めながら川沿いの野菜レストランのテラス席でお粥と蒸し野菜のヘルシーランチ。最後の晩餐?にしては優等生なメニューを選んでしまった。夫はお粥をお代わりしていた。
川を眺めながらのんびりランチしていたら、歩いて帰る時間がなくなり、そのままタクシーを拾って荷物だけピックアップしてクリニックへ。
食堂などの共用部の説明を受け、病室へ。翌日の手術の時間をようやく教えてもらう。手術は14時だった。
5:30 軽食を摂る
6:00 以降固形物は食べたらダメ(水分はOK)
9:00 術衣と弾性ストッキング、紙パンツ着用
10:00 水分は水、お茶、スポーツドリンクのみ可
12:00 以降水分摂取不可
13:30 夫来院
14:00 手術開始
麻酔が覚めたら、段階的にトイレ歩行、水分摂取、食物摂取と進む。食物はプリンかヨーグルトの二択。私は迷った挙句にプリンを選択。
そして病室で血圧を測り、廊下に出て身長・体重を測定し、次は会議室で明日以降の説明があるとのことで、それが始まるまで一旦病室で待つ。
手術前の説明では、麻酔に30分、手術に60〜90分、回復室で60分、その問題なければ病室に、ということだったので、17時頃には病室に戻れるかな?
ひたすら1人で病室で待つ夫の方が大変そう。私は寝て起きたら終わっているのに。
ゲームでも持ってきたらと夫に勧めたが、そんなんあかんやろ、となぜか遠慮された。
そうこうしているうちに、招集がかかり、夫を病室に残し、会議室へ。明日以後の説明を受ける。
会議室には私を入れて4人の患者が静かに座り、看護師の話を聞く。
当日は朝9:30から手術が始まるようで、私は3番目くらいかな?と考える。
かなりばたばたするからなのか、術衣着用などは手術時間に関わらず早め早めに統一されているようだ。
手術の際に滑らないよう、朝から顔には化粧水以外はつけてはいけない。顔が突っ張りそう…。でも命には変えられない。
それぞれ病状も術式も異なるであろう4人の患者。年齢も幅広い。1人は抗がん剤治療を先にしているのか、ニットキャップを被っていた。黙って説明を聞く。
事前に配布されていたスケジュール資料をなぞるように説明が進み、最後に質問はないですか?と尋ねられたが、唯一聞きたかったこと、「おやつは食べていいですか?」を質問できる雰囲気ではなく、そのまま病室に戻った。
戻ってすぐ看護師がやってきて、開口一番「ご主人はまだおられますか? 胸のマーカーを確認したいのですが。またあとにしましょうか?」
夫は夕方までいるつもりだったようだが、流石にいづらくなったようで、では失礼しますと帰っていった。
マーカーは案の定薄れていたようで、油性ペンで書き足された。
「これからシャワーを浴びてもらって、その後またマーカーを確認します。16時までにシャワーを済ませておいてください」
とにかく時間を持て余しているので、ゆっくりとシャワーを浴び、良い香りのボディクリームを手足にだけ塗り(胴体は禁止されたので)、ゆっくりとドライヤーで髪を乾かした。
しっかり髪を乾かすと髪の仕上がりはいいのね。当たり前のことと知りながら、いつもはセカセカしていて乾かしきれていないのを痛感する。
そうそう、他にもすることはあった。体温測定(起床時、10時、14時、19時)とトイレ記録(大小の回数)。あとは手術後毎日朝8:30の診察。食事とシャワーを入れてもなんと暇なことよ…。
その後、無事マーカーのチェックを済ませ、スマホで乳がんについて調べたり友人とLINEして暇を潰す。
18:00 待ちに待った夕食の時間。初日から食事が貴重な行事になっている。
思っていたより味付けもしっかりしていてボリュームがあった。満足。
食後、体温を報告し、またもやマーカーのチェックがあり、これでどうやら今日のミッションは完了の様子。
持ち物は万全にしたつもりが、足りないものがあり夫に連絡。明日持ってきてもらおう。
・爪やすり
・ドリップコーヒー
・ペットボトル(水分補給用)
コロナ対策のため、明日の手術立会以降、退院まで夫は病室には来れない。明日が差し入れ最後のチャンス!他に漏れがないか気になる…。
22時の消灯で寝るなんて無理、と思っていたが、あまりに暇で結局22時半に就寝。手術前夜でもすぐに眠れる自分を褒めたい。(変なのか?)