がらもそれを乗り越えて人生を切り開いてきた中に見つけた成功の法則
のようなものなのだろう。

BIG1(ビッグワン)。
以前にも一度紹介した事があるが、沖縄でのディスカウントストアーの走りのようなお店。
沖縄版「ドン・キ・ホーテ」と言った感じかな。
いつ行っても駐車場が混んでいて繁盛しているような印象。
「もう少し駐車所何とかならんのかなぁ」といつも思う。
更に店の中に入ると買い物かごを持つと客同士がすれ違うのもやっと
と言う感じで、品物がこれでもかと山積みにされている。
実はこれ
混雑している=人が多く来ている=良い品が多い
と思わせる人間心理を利用した売り方。
値札を見ると「98円」、「198円」、「298円」、「498円」と言う値段が
やたらと目につく。
いつからだろう?。
あなたの周りのスーパーでもそうじゃないですか?。
いちいち細かいお金を準備するのも面倒臭いし、お釣りに小銭が増える
もの嫌なので、端数を出ないようにしてくれないかなぁと思った事
ありませんか?。
でも実は、これを100円、200円、300円、500円と端数の出ない値段
にしてしまうと、売り上げが落ちるんです。
何故だか分かります?。
割安感を感じなくなるんです。
これを「端数効果」と言います。
半端な金額を提示されると
「そこに何か意図があるのではないか?」
と人間の脳が無意識に感じてしまい、それが
「値下げしてこの価格になったのか」
との勝手な思い込みとなりついつい購入してしまうと言うやつです。
安いお米、中くらいの値段のお米、高いお米があった場合、
あなたならどのお米を買いますか?。
人は迷った時、中間の選択肢を選ぶ場合が多いようです。
つまり、イチ押しの商品があった場合、それが中間の値段になるよう
に商品構成を考えればいいと言う事になります。
あなたはカードを使って買い物をしますか?。
現金で買い物をするのと、カードを用いて支払い(後払い)にすると
人間は気落ちが大きくなり、大きな買い物をしてしまうそうです。
つまり、今払う5000円より後で支払う10000円の方が
購入のハードルが低いと言う事です。
またこんな実験もある。
あるグループに車がぶつかる映像を見せたあとその映像について質問をした。
A:車が接触した時、どの位のスピードが出ていましたか?。
B:車が衝突した時、どの位のスピードが出ていましたか?。
C:車が激突した時、どの位のスピードが出ていましたか?。
どう答えたと思う?
Aのグループの人は50kmくらい。
Bのグループの人は60kmくらい。
Cのグループの人は65kmくらい。
と答えたそうだ。
この実験から何がわかるのか?。
人の感覚と言うものは、質問する言葉によっていくらでもコントロール出来て
しまうと言うことだ。
※よくドラマの中で弁護士が使う手かな。
いまやビジネスのあらゆる場面でこの「心理学」と言う学問が応用されている。
心理学はただの学問からビジネスには欠かせない手法となってきた。
心理学は統計学と言う論理的な思考と結びつき、結果を科学的に証明
検証できるような時代になってきた。
あなたの見ているそのテレビ、その雑誌、そのチラシにも心理学のアイディア
がふんだんに盛り込まれているかも知れない。
そうやってあなたは知らず知らずのうちに、、、、。
その手に持っているお菓子、本当にあなたの「意志」で買いました?。
何も考えずにボォーと過ごしていると、あなたの消費行動は全て誰かの手によって
操られる事になりますよ。

北海道に行った時に立ち寄った函館山からの景色。
ロープウェイを使ったり、車でも上る事が出来る。
前回行った時にはロープウェイを使ったので、今回は車で乗り付けた。
このすぐ隣の展望台にレストランがある。
まあ、味は普通のような気がするけど、この景色を見ながらだと何故だか
格別に感じるから不思議だ。
この後も金森赤レンガ倉庫に行き結構いい値段の海産物を食べたりお土産を
買ったりした。

これも同じく北海道での乗馬風景。
始めての乗馬だったので、おっかなびっくり。
上下の振動がスゴイ。馬が乗り心地悪いと言う事を初めて知った。
馬が動き出すと体が前のめりになって非常に怖い。
慣れてくればどうってことはないのだろうが、昔の人は良くもこんな物で
長距離を移動していたもんだと感心する。
そして、現代の乗り物のありがたみを知る。
この後、プールに行ったり温泉に入ったり、豪華な食事をしてこれまた
特に必要のないお土産を買ってしまう。

場所は変わって東京墨田区のスカイツリー。
言わずと知れた「世界一高い電波塔」。
開業当初はあまりの人の混雑振りに全く行く気がなかったが、
家族の強い要望もあり沖縄に帰る前に一度は行こうと言う事に。
人気があるので当然エレベーターに乗るのもひと苦労。
整理券が配られ受け取ると2時間半待ちとのこと。
その間にスカイツリー内を歩き周り、お腹が空いたので昼食をとることに。
しかし、レストランはどこもこれまた長蛇の列。
元来並ぶのが好きではないので、デパ地下のようなところで弁当を買い
デッキに設置された丸テーブルで食事をする(弁当もいいお値段)。
350メートルの展望デッキへのエレベーター搭乗券が約2000円。
更に展望デッキから450メートルの展望回廊まで行くための搭乗券が
約1000円で合わせて約3000円。
上まで行くと何故かお腹が空くようで、子供にせがまれ仕方なしにパフェを頼む。
1個700~800円で結局4個注文。
その後各方面へのお土産を購入し帰途につく。

これはちょっと分かりにくいけど、ディズニーシー。
その中でもマイナーなスカットルのスクーターと言う乗り物。
メジャーなセンター・オブ・ジ・アースとかになるとかなり待たされるので
並ぶ前から試合放棄。
その代わり、アイスやらポップコーンやら昼食やらお土産やらで
結構な出費。
ディズニーシーって大人も子供の楽しめる「夢の国」って感じ。
何?、遊びに行った自慢話かって?。
違うよ。
そうじゃない。
上の4か所に共通するものって何だと思う?。
答えは、、、、
そう「非日常の空間」ってこと。
最近の人達って普段の生活では節約思考があり、
向こうのスーパーでトイレットペーパーが50円安いと言われれば
10分、20分かけてでも自転車で買いに行ったりするよね?。
そうやって少しでも出費を抑えようとする。
その分、必然的に消費者の目も厳しくなり、余計な物は買わないようになる。
ところが、消費者が値段を余り気にする事なくバンバンお金を使うところがある。
どこだと思う?。
そのとおーり、それこそが「非日常の空間」。
近所で700円も800円もするパフェなんか食べないよね?。
近所のビルのエレベーターに搭乗するのに2000円かかるって言われたら
「ふざけるな」って誰も乗らないよね。
でもそれが、非日常の空間になると平気で払っちゃうんだよね。
不思議だね。
でも、ただ単に非日常の空間であれば良いと言う訳ではない。
聞いたこともない場所の原っぱに作られた施設で1000円のお弁当売ったって
誰も高くて買わないよね。700円もする小さいパフェが売ってても誰も買おうとは
思わないでしょ。入場料2000円とか言ったら自殺行為だよね。
つまりあなたが商売を始めようと思ったら、お客さんに自分自身の会社の事を
お知らせしないといけない訳だ。そして、あなたの会社の事を認識した上で、
「非日常の空間」を提供することが出来れば、お客さんが「気分よく」
リミッターが外れたように買ってくれるってこと。
ドンキーや100均がやってるかな。
インターネット上ではどうかと言うと、色んな媒体を使って自分の存在を知ってもらい
次にその媒体の中で「非日常の空間」を味わってもらうことにより、お勧めの商品を
少々高くても気分よく買って頂くと言う事が可能だと言う事になる。
通常の店舗や施設を持ったビジネスもネット上でのビジネスも結局は同じ。
お客さんにいかに心を開いて話しを聞いてもらえるかが重要。
特にネット上の場合は、お客さんが想像して楽しくなるような、非日常空間に
トランスポート出来るようなコピーライティング力や動画での表現力が
お客さんの「非日常的冒険心」に火を付け気分良く購入してくれるのかも知れない。