7月の終わり、ピートんち(ドリトル・スタジオ)で新曲「Rights and Freedom,Humanity」の緊急レコーディングを行った。

 以前、リモートで簡易的に録音してYoutubeにアップしたんだけど、いくらなんでもあのままってわけにはいかんしね。

 今回も簡易的ではあるけど、曲として伝えたいことがしっかりと伝わるだけのクオリティーは実現したいし、そこはクリアできたと思う。まだミックスをやってるところだけど、かなりいいものになりそうだ。

 

 一旦は終息に向かうかと思われたコロナも、大方の予想通りまた大きな波が来て、多くの人たちが再び緊急事態宣言を求めるようになってきた。もっと強制力の強いやつへと法改正を求める声さえある。

それって安易すぎないか?

感染拡大を防止するために、そんなことしか思いつかない?

自分たちの自由や権利を自ら捨てるのか? 

人として生きることさえ放棄することになるぜ。

一旦失ったものは、簡単には取り返せないんだよ。

そのことをよく考えよう、ということだ。

 

 俺がこんな風に、今、伝えたいことをどんな形でもとにかく表現して、発信しようと行動するのは、最近のストーンズからの影響が大きいんだよね。

 

 まず、4月にレディー・ガガのキュレートの元に行われた"One World: Together At Home"でのストーンズの「You Can’t Always Get What You Want(無情の世界)」は、メンバーそれぞれの自宅からのリモート演奏で、ズレが目立ったりするところもあるんだけど、それでもバンドとして参加するスピリットとこだわりに圧倒された。

https://www.youtube.com/watch?time_continue=1&v=N7pZgQepXfA&feature=emb_title

さらに、これまたリモートでのレコーディングで完成させた「Living In A Ghost Town」のリリース。

https://www.youtube.com/watch?time_continue=1&v=LNNPNweSbp8&feature=emb_title

 

 世界が100年に一度の非常事態を迎える中、それぞれができることをやるのが当たり前だろって言われてる気がしてさ。

ただじっと災厄が過ぎ去るのを待ってるだけでいいのかってね。

 

 スケールの大小の問題じゃないんだ。世界のいたるところで、みんなが、それぞれに行動し、発信するってことに意味があるんだと思う。

今回の音源は、8月24日の新宿ロフトでの制限入場+生配信ワンマンライブで、会場配布する予定だ。

そのライブの内容も含め、「こんな時でもできることをやろう」なんてことじゃなく、今だからできること、今しかできないことを積極的な意思をもってやっていくことが大事だと思ってる。

そんなことを積み上げていくことで、新しい未来が見えてくるんじゃないかな。