『Bohemian Rhapsody』 3回目はIMAXで観た。音も画面もド迫力ではあったけど、感動するのは最初だけで、始まっちゃえば忘れちゃうかな。

とにかく何回観ても感動するし、泣ける。やっぱりよくできた映画だね。

 

 前回は、高校生の頃のQUEENとの出会いやレコードを買ったり、ライブに行った話を書いたんだけど、その時点でスタジオ盤は『ジャズ』までの7枚、それに初めてライブに行ったときのツアーの模様を記録したライブ盤『ライブ・キラーズ』の合計8枚だった。

個人的には、オペラティックなQUEENサウンドを確立していった3枚目『シアー・ハート・アタック』と4枚目『オペラ座の夜』、1977年のパンク・ムーブメントの影響をもろに受けていきなりシンプルになった6枚目『世界に捧ぐ』、そして2枚組の『ライブ・キラーズ』が特に好きだったかな。

その後、ある意味QUEENらしさが最も出てるともいえる2枚目『クィーンⅡ』や最初はちょっとToo Muchでくどいと感じた5枚目『華麗なるレース』、色んな意味でバランスが取れていて名曲ぞろいの7枚目『ジャズ』なんかの良さもどんどん分かっていったし、まあ、その後にリリースされたアルバムも含め、ほとんど大好きなんだけどさ。

 

 それで、正規盤を全部集めた後は、いわゆる海賊盤(ブートレッグ)のレコードを買うようになった。

海賊版って、めっちゃいいのもあれば、酷いのもあるんだよね。当時は情報が全然ないんで、もう直感で買うしかない。

 しかも、白い厚紙のレコードジャケットと一緒に1枚の紙が入っているだけで、レコードとしてのクオリティーも全然分かんないんだよね。

でもいいのに当ると、「ミュージックライフ」の写真を切り抜いて、自作のジャケットを作ったんだけど、これがすげえ楽しかった。

(これは裏ね)

 

 貧乏高校生にとってはレコード1枚買うのも大変だったし、外れたときなんかはもう二度と買うもんかと思ったりもしたけど、そんなことを経験しながら見る目みたいなもんを養っていたんだろうね。