9月29日(土)、東京弁護士会公害環境委員会・動物部会の4人で、広島県神石高原町のピースワンコ・ジャパンに視察に行ってきました。

https://peace-wanko.jp/

 災害支援の国際的な活動をするNGOピースウィンズ・ジャパンの中の一部門で、ざっくり言えば、広島県の殺処分をなくすと同時に災害救助犬を育成することを目的とした団体です。

 そのため、広島県で持ち込まれ、殺処分対象となっている犬の全頭引取りをおこなっていて、現在は4つのシェルターで約2500匹の犬を保護しながら全国に6つのセンターを作って、譲渡活動を行っています。

 日本の動物愛護団体としては最大規模で、ふるさと納税を利用し、年間の予算はなんと10億円。

 しかし、最近、週刊新潮で内部告発の記事が出るなど、様々な問題が指摘されていることもあり、僕たちとしては現場をしっかりと見せてもらい、代表の大西純子さんに率直に質問をぶつけてみたいと考え、はるばる広島まで飛んでいったわけです(しかも台風の予報!)。

以下、個人的な報告と感想、そして僕なりの提案をまとめてみました。

 

 まずは、事務所もある神石高原シェルター。

 

 何しろ広大な敷地で、犬たちは順番にここに放されて自由に走り回ります。

 屋内外を出入りできる部屋に3~4匹ずつの犬たちが暮らしています。

 このシェルターの子たちは、すでに人にも慣れて、譲渡の準備が整っているとのことで、僕らが覗くと尻尾を振りながら近寄ってきます。

 こちらは、子犬専用の犬舎で、さらに大喜びで迎えてくれます。バッグに入れて持ち帰りたかった・・・

 こっちは老犬。もう黄昏ムードいっぱいで、時間が止まっています。

 もちろん譲渡対象ではなく、ここで最期を迎えます。でも以前、うちでこういう子をもらい受けたことがあったんだけど、なかなか味わい深くて、楽しい半年間だったんだよね。

 

 一通り見せてもらった後、事務所で大西さんにじっくり話を伺いました(内容は次回)。

 その後、問題が指摘されているスコラシェルターへ。同じ町内なのに、車で1時間もかかるとのこと。しかし、せっかく来た以上、そこを見ずに帰るわけにはいきません。

続きはまた。