普段、僕の生活の中で、安倍政権や自民党支持者に出会うことは、まずない。めっちゃ保守的なうちの両親でさえ、最近は支持してはいないようだ。そのため、選挙のたびに、いったい、どこの誰がそんなに投票しとるんだろう、という話を、よくする。


 しかし、いた。しかも、たくさん。


 今月、4年に1度の同窓会で会った、名古屋の高校の同級生たちだ。

 どのぐらいの割合かは分からんけど、間違いなく、軽く第一党だろう。


 そして、彼らは、どう考えても僕や周りの東京の知合いたちと比べて、とても豊かに、幸せそうに暮らしとる。いや、少なくとも、明らかに余裕がある。

 僕らが、もう日本は絶望的だ、なんてマジで嘆きまくっとるのに、彼らは、今の社会に大いに満足しとるように見える。


 なんなんだ、この違いは・・・・


 ただ、そんなヤツらも、二次会では、「俺はずっと自民党を支持しとるんだけどよ~、原発はいかんぞ。あれはおかしいだろ。なんとかならんのかて?」とか、「集団的自衛権はよ、まあ必要なような気もするけど、あれ、憲法違反だろ~?いくら必要でも、憲法違反はいかんて。ちゃんと手続きは踏まないかんに決まっとるがや」とか、「安倍ちゃんはちょっと調子こいとるんだにゃあの?」とか、熱く語っとった。


 日本全体でみると、こういう人たちが多数派、というか、平均的なのかもね。

 ということは、やっぱり彼らが納得して、「まあ、最近の自民党はちょっといかんで、いっぺんこいつらに任せたろ」と思うような野党がもういっぺん出てくるよう、応援することが重要なんだろうな。


 というわけで、とても良識ある名古屋の友人たちなのだ。