確か中学2年のとき、母親と一緒に名古屋・今池の映画館にブルース・リーとトラック野郎の2本立てを観に行った。

 ブルース・リーにぶっ飛んで次の日から身体を鍛え始め、文太さんにやられて星桃次郎の弟分になるため「島掬次郎」になったんだよね。

 そんで、学校の肩掛けカバンに、でっかく「御意見無用」って書いてさ。

 それ以来40年近く、今も身体を鍛え続けとるし、ホンモノの男に憧れ続けとるSKULL



 しばらくはトラック野郎シリーズを何本か観て、『仁義なき戦い』は中学3年だった気がする。

 これはもう強烈で、世の中ひっくり返るぐらいのインパクトだった。


 バレーボール部の合宿で(中高一貫だったんで、中学卒業したすぐの春休みかな)、新入生が芸をやるっていうときも、仁義なき戦いの冒頭シーンを一人芝居でやって、結構先輩にウケたんだよなあ。


 東京に出てきてからは、吉祥寺のバウスシアターで、シリーズ5本立てをオールナイトで観た。

 松方弘樹とか梅宮辰夫なんて、最初に死んでも、また他の回で違う役で出てきたりするんで、まとめて観て初めてストーリーの全体が理解できるっていうとこもあるんだよね。


 とにかく、『仁義なき戦い』の5作は、世界に誇る日本の娯楽大作で、俺にとって文太さんは、デ・ニーロよりも、アル・パチーノよりもかっこいい世界No.1の男なんだぜ流れ星


 あとは、現代やくざまむしの兄弟のシリーズ、狂犬三兄弟、それにヤクザの野球チームが登場する『ダイナマイトどんどん』も最高だ。

主役じゃないけど、兄弟仁義日本の首領修羅の群れもよかったし、『制覇』での山健役もめっちゃしびれた。

 

 まずいなあ、これからこの素晴らしい作品たちをまた全部見返すのか、俺・・・


 とにかく、文太さんは、これからも俺の中では、ジョー・ストラマーと同様、ご機嫌に生き続ける。

 俺が背筋を伸ばして生きていくために、さぐー