この間の週末は、秋田で日本環境法律家連盟(JELF)の総会だった。
土曜日の朝、新幹線で大曲まで行き、在来線に乗り換えて十文字という駅まで行って、そこからはタクシーに乗って、東成瀬村のホテルへ。
まずは総会があり、現在の環境問題に関する全体の状況や各テーマごとの報告が行われた。
そして、懇親会という名の飲み会
JELFでは、毎年、1月に理事会、5月に総会があって、大体、環境問題の現場の視察を兼ねて行われるんだけど、毎回、歴戦の強者とも言うべき環境派弁護士が結集するんで、その人たちと飲んで話を聞けるっていうのがめっちゃ有意義だ。
誰もが知っとるようなビッグな公害事件を闘い、時代の転換を勝ち取ってきた弁護士たちは、飲んでも魅力的な人ばっかりで、マジで楽しいんだぜ
日曜は、朝8時半にロビーに集合して、成瀬ダムの建設予定地を視察。
これまで見たどことも違う東北・秋田の自然の雄大さに、マジで感動
盲導犬のクルーが絵になってるぜ
そして、これらの素晴らしい自然はすべて水没予定地だ
カタクリがこれだけ群生しとる場所は珍しいらしい
ふきのとうもたっぷり収穫。
Dogberryスタッフに天ぷらにしてもらって、美味しくいただいたぜ
午後は横手市に移動して、シンポジウム「公共事業を考える」で、
各地のダム問題や訴訟についての報告を聞いた。
八ッ場ダムと同様、どこでも国や自治体が信じられないようなインチキを塗り重ねて、全く必要のない工事をひたすら推し進めようとしとる様子がこれでもかと伝わってきた。
原発と同じで、すべては利権なんだぜ
自分さえよければっつって、なりふり構わず他人の生活をぐちゃぐちゃにして平気なヤツらって、ホントに理解できん。
しかし、それ以前にもっと理解不能で、深刻なのが、裁判所までがそこに巻き込まれとるってことなんだよな
正義は一体どこにあるんだとか思いながら、いつものように帰りの新幹線で一人打上げ
どんな状況であっても、自分のできることをひたすらやり続けるしかないんだぜ