以前から少年事件をやりたいと思っとったんだけど、やってみると、やっぱり難しく、そしてやりがいがあって楽しい。


 最初の事件は、社会的にも物議をかもしたホームレス襲撃事件ばくはつ


 最初、法テラスから連絡があって、内容を聞いたときは、「なに?と!それはバキバキに説教したらないかんおこる」と思って、鑑別所に会いに行ったところ、やんちゃそうではあるけど、礼儀正しくて、すげー可愛い13歳男の子


 まあ、好奇心といたずらの延長だろうってことで、ホームレスをいじめることが何で悪いのかをゆっくり話していけばいいや、ぐらいに思ったんだけど、その後、調査官と話したら、「あの子は、何かまだ全部は話してない気がするんですよね。」とか言われてさ。


 で、俺が少年に「調査官のおばさんには何でも正直に話さんといかんぞ。」って言ったら、あっさりほかにも色々出てきて。。


 審判でも、裁判官のおばさんが大活躍で、厳しいお父さんも大号泣泣


 ええ子だっていうのは間違いないんだけど、しっかり掘り下げて、問題の核心までさらけ出させた上で、新しい生活への一歩を踏み出すよう導いていかんと、せっかくの事件発覚や監護措置が意味のないもんになっちまうもんなダッシュ!


 経験を積んできた調査官と裁判官の素晴らしさに打ちのめされると同時に、少年事件の奥の深さを思い知らされた、有意義な一発目だったぜガクリ


 今は、リンチっぽく見える傷害事件をやっとるんだけど、これがまた可愛いヤツなんだよなー