心光山阿彌陀寺

心光山阿彌陀寺 posted by (C)鳶眼
【心光山阿彌陀寺】
鞆の大仏
往生浄土此世及後世常照護

阿弥陀寺 posted by (C)ロコボーイ
宗派/浄土宗・智恩院末
山号/心光山
院号/法泉院
開基/天誉上人
本尊/阿弥陀如来
住所/広島県福山市鞆町後地1344
※阿弥陀寺の写真はコチラ
http://photozou.jp/photo/list/223474/905620
より大きな地図で 鞆の浦寺社・仏閣一覧 を表示
天誉上人開山の名刹、必見!「鞆の大仏」
深津郡引野村に在ったが、天誉上人という高僧が永禄八(1565)年に鞆・古城山の西脇に移し、開山と称えたが、次代が慶長十二(1607)年に現在地に再転されたと記録されている。
慶安五(1652)年、有磯町妓楼・奈良屋が梵鐘を寄進した。
述宝年間(1673~1680年)に関町の豪商・大阪屋平左衛門が観音堂建立、同年、地蔵堂を道越町・堺屋が建立したものと伝えられる。
江戸前期~中期にかけて十代目・雲洞和尚が時運を隆盛させた。
元禄四(1691)年、雲洞和尚が京都の仏師・安清を呼び寄せ。二年がかりで彫作させたといわれる「阿弥陀如来像」。一説には・・・
元禄十六(1703)年、鞆の大仏「木造阿弥陀如来座像」が造立。とある。
※鞆の大仏「木造阿弥陀如来座像」の詳細については下記参照
境内には、江戸時代の多彩で見事な石造物が多くあり、鞆の町人文化の興隆振りもよくうかがえる。
江戸時代を通して、朝鮮通信使の常宿でもあった。
【眼明本尊の絵像(かいがんほんぞん)】
多田満中の妻が我が子・美女丸の死を悲しみ慟哭のあまり失明してしまったのを不憫に思った恵心僧都(けいしんそうづ)が、衣の袖に弥陀の絵を描いて与えたところ、失明した両眼が再び光を得た。という由緒あるもの。
多田満中:平安中期(960年頃)の武将。摂津国多田(兵庫県川西市)の多田源氏を称えた。別名:源満中。藤原氏に属し源氏発達の基礎を築いた武将。
恵心僧都:平安中期の天台宗の僧。恵心流の祖。大和生。諱は源信、恵心僧都は通称。比叡山横川の恵心院に住んだため、この名が生まれた。
良源に師事し、顕密二教を学ぶ。また『往生要集』を著し、のちに浄土宗信仰の展開に大きな影響を与え、宋でも高く評価された。寛仁元年(1017)寂、76才。
【木造阿彌陀如来坐像(鞆の大仏)】光背までの高さ約4m
雲洞住職の代の元禄十六(1703)年に作られた丈六の大仏。
江戸中期の都仏師による実に堂々とした優作で、これ程の大きさの仏像は地方においては極めて珍しく、鞆の経済力を如実に示している。

阿弥陀寺 posted by (C)ロコボーイ
【鞆の津塔群】
江戸前期に鞆の商人が建立した鞆独特の大規模な石塔で町人階級のものとしては格段に立派なものである。
この「鞆の津塔」が阿彌陀寺境内には12基もまとまって現存し、当時の鞆の商人の隆盛振りを如実に示している。

心光山阿彌陀寺 posted by (C)鳶眼
【石造地蔵菩薩坐像】像高67cm 総高219.3cm
延宝三(1675)年、わざわざ遠方の名石工・肥前州小城郡の富永仁右衛門に製作を依頼したもの。
鞆の商人が先祖の供養につくったもので、その豊かな経済力もみてとれる。木彫仏に迫る細密な表現で、また精神性の込もった近世日本で屈指の石仏に入ると思われる傑作である。

阿弥陀寺 posted by (C)ロコボーイ

心光山阿彌陀寺 posted by (C)鳶眼
【梵鐘】
「慶安壬辰」慶安五(1652)年、有磯町妓楼・奈良屋が寄進したもの。
鞆でわずかに残る二つの梵鐘の内の一つとして貴重である。



心光山阿彌陀寺 posted by (C)鳶眼
【放生(ほうしょう)の池】
雲洞和尚(阿弥陀寺十代住職)が名付けた泉水
【樹齢三百年の榧(かや)】

阿彌陀寺 鞆の大仏 posted by (C)深藤龍眼
釈迦・弥陀を拝む鞆の大仏
<浄土宗新聞平成3年7月号より記載>
阿弥陀寺がある鞆(とも)の浦は、瀬戸内山陽道の中央に位置し、古代から行き交う船の潮待ちの港として栄えてきた。寺社も多く「鞆の浦古寺めぐり」があるほどで、港町と古都の魅力を兼ねそなえた町である。
阿弥陀寺は永禄八(1565)年に開かれた古刹。寺に参ってまず驚かされるのが本尊の阿弥陀さまで「鞆の大仏」と呼ばれる丈六(約2.6メートル)の座像、元禄時代の作という。
造像を発願した中興・雲洞上人は、多くの人々を救いたいと願っていたところ、現に阿弥陀さまが現れ、その姿をもとに仏師に願いこの像を作ったという。
仏像には恵心僧都作の御首をいただき、生地は当時の高僧の袈裟に経文を書き記して着せたのちに黒漆を塗り、眉間の白亳には唐の鑑真和尚招来の仏舎利(お釈迦さまの遺骨)を、胸中に経文、胎内には当時の念仏講の過去帳と信者の手によって描かれた百万遍念仏図説が収められているという。
それにより、この像を拝むことにより、釈迦、阿弥陀さま、そして経典までも一度に拝めるということで多く信者を集めている。
また、以上のことを何も知らない外国人及び若者でも、接すれば美しい慈悲のお相に心うたれる仏様です。

阿彌陀寺 本堂 posted by (C)深藤龍眼
◎関連ログ
【雲洞和尚/阿弥陀寺十代住職】
http://ameblo.jp/rediscovery/entry-10846641895.html
【恵心僧都/眼明本尊絵像】
http://ameblo.jp/rediscovery/entry-10846593711.html
【備後の首府/キリシタン燈籠と織部燈籠】
http://ameblo.jp/rediscovery/entry-10840570032.html
二十六代住職:吉浦宏栄師

阿弥陀寺 posted by (C)ロコボーイ