またまた雨が降ってきました。こんな日は読書!ということで(?)
店内にある絵本の中で、私のお気に入りの一冊をご紹介します。
David Shannonという方が、自分の子どもの頃を思い出して書いた作品。
書いた翌年に賞をとっています。
というのも、誰もが共感できる内容なのです。
Davidが5歳のときに作った絵本、
初めてかけるようになった言葉、「No」と
「David」という自分の名前がすべてのページに書いたその絵本を
お母さんが大人になった息子に送ってくれて、
リバイバルしようと思い立ち、できた作品です。
なにをしてもお母さんにやってはいけないと怒られるDavid。
なんで僕はいつも怒られるんだ、と。
でも、最後はお母さんに抱きしめられる。
その嬉しそうな顔といったら!
私は初めて手にしたとき、この本にぐいぐいと引き込まれてしまいました。
あるお客様は、大学に無事入学した息子さんにと購入されました。
小さい頃はこうして怒られながらも、きっと息子さんはまっすぐ育ったのでしょう。
息子さんもお母さんへの感謝の気持ちを、この本を通じて感じてくれたことと思います。
この本を手に取られる男性のお客様が多いんです。ご一緒のパートナーに見せながら
微笑んでいらっしゃったり。ひとり「くすっ」と笑っていたり。
もちろんしつけが大変な時期のお子さんと一緒に読んでいただくのもおすすめです。
英語がわからなくても、絵を見ればDavidが悪いことをしていることが一目瞭然ですもの。
息子はDavidの悪さがたまらなくおもしろかったようで、ケタケタ大笑いでした。
今流行りの「東京タワー」…もいいですが、
たまには絵本を見ながら親子で笑い、お話してもらえたらいいな、そう思います。