九段下にある御菓子司 寿々木。ずっと行ってみたかった路地裏にひっそり佇む甘味処で創業は1896年!
 
何年も前からブックマークしていたものの、こちら方面にはなかなか行く機会がなく、行ってもその時は忘れていたりして、今回ようやく。市ヶ谷での所用が終わり、着いたのが開店12時の10分前。誰も並んではいませんでしたが、その後、近所に住むと思われるご高齢の女性ともう一人がやってきました。
 

 
 
時間になると暖簾がかかり、シャッターが開きました。

 

テーブルは4つのみ。4組しか入れないのでタイミングによっては待つことに。滞在中、3人くらい満席ですと言われていました。なんとも懐かしい趣ある風情。

 
 
メニューはこちら。甘味だけでなく、お食事もあります。
 
 
この表紙もかわいい。

 
お腹もすいていたのでまずはおにぎりセット(1個)を。3個まで選ぶことができます。

 
 
ほかほかの温かい鮭にぎりは塩加減が絶妙で、きんぴらも優しい味。お味噌汁もついて520円って破格ドキドキ近所に欲しい。
 
 
 
そしてお目当てのきなこあんみつ。

 
 
マツコの知らない世界でも紹介されたきなこあんみつは寒天、固めのつぶあん、香ばしいきなこ、アイスクリーム、もちもちの白玉、豆、濃厚だけど後味すっきりな黒蜜。
 
 
甘さ控えめの固めのあんこは崩しにくいけど、味自体は美味しく、全体のバランスがよく完成度が高いドキドキとらやの洗練されたあんみつとはまたタイプが違う実直な味という感じ。しかもお値段も740円と良心的。
 
 
お隣の人はこしあんもトッピングしていたので次は真似してみたい音譜アイスダブルもいいな。
 

店頭にはひっきりなしに和菓子を買いに来る人がやってきていました。おひとりでサービスも店頭も対応しているので、タイミングによっては待つことになります。

 
 
わらびもちを6個買っていった人がいたので、私もお土産にわらび餅ときみしぐれを購入。確かにわらび餅がとても美味しい。名古屋の芳光に似てる系統。これはまた買いに行きたい!!

 
 
全国的に名前が知られた名店とは趣の異なる地元に根差した良店。このエリアは再開発地域でいずれは取り壊されるそうなので、行けるうちに行っておかなくては!(移転したらこの味わいはなくなってしまいますからね。)