画像の整理が追い付かず、すっかり間が空いてしまいましたが、箱根宮ノ下の富士屋ホテル宿泊の続きです。
 
夕食はメインダイニングルームのザ・フジヤ、旧御用邸・菊華荘、レストランカスケードの3か所で取ることができます(料金も異なります)せっかく泊まったのでやはりメインダイニングで音譜
 
The Fujiya
チェックイン時には閉じられていたドアが開きました。

 
 
 


日本アルプスの高山植物636種が描かれた天井高6メートルの折り上げ格天井、欄間や柱にひそむさまざまな彫刻が圧巻!

 
 

 
 

 
 
 
最初は満席に近かったので後半に撮影しましたが、意外だったのはメインダイニングのディナータイムも子供OKだったこと。
 
と言ってもこういう場に連れてきてもらえる子供はきちんと躾をされているのでマナーもよくおとなしく食事を楽しんでいて微笑ましい風景でしたが、赤ちゃんたちはそうもいかず。
 
延々と泣き止まず、一組は夫婦交代で席を立ってあやしにいっていましたが、そのままずっと放置しているご夫婦もいて。この天井、音が反響しやすいのかもしれませんが、さすがに1時間以上泣き続けられると結構キツイ汗

 
 
この日のメニュー。日付印が押してあるのがレトロっぽくてかわいい。

 

 

 
 
大倉陶器のお皿には富士山とホテルが描かれています。

 
 
 
ペアリング3~7種もありましたが、ボトルで。
 
Riesling Zind Humbrecht

 
 
春のキャロットラペと人参のムース キャビア添え
人参のムースが甘く、ドライフルーツがいいアクセントに。

 
 
 
新野菜とオマール海老のテリーヌ

 
 
オクラ、椎茸、人参、牛蒡、ポワロ―葱、インゲンなど野菜をふんだんに使用したテリーヌはバジルマヨ、マスタードと赤ワインビネガー、黒オリーブマヨと。オマール海老はぷりぷりで甘味があり、一口ごとに様々な野菜とソースが楽しめる一品。

 
 
バゲット

 
 
 

 
 
小エビのラビオリ仕立て ミント風味
海老、ミントの葉、ブイヨンの泡、アメリケーヌソースと。

 
 
全体のバランスがよく、上品。
 
 
おかわりは全粒粉パンと胡桃パン
 
 
新玉ねぎのポタージュまたはコンソメ
もちろんコンソメを選びました。
 
 
美しい澄んだ色のコンソメは深い味わいラブ中にはタピオカと紅芯大根が入っていました。
 
 
鮑のステーキ わかめと筍添え 海藻コキヤージュソース
 
 
バターと白ワインあおさのコキヤージュソースと鮑の肝ソースと一緒にいただく鮑はとても柔らかくて、噛めば噛むほど旨味が出てきて美味しいの一言。鮑大好きなのでうっとりでした。添えられたわかめチップスも美味しかった。
 
 
お口直しのグラニテ
レモンのグラニテでさっぱりと。
 
 
国産牛フィレ肉のロティ マデラソース プティポワのフランセーズ風
 
 
画像もよくないですが、実物もぱっと見はいまひとつな色合いのお肉だけど、
 
 
火入れは完璧で、しっとり柔らかく、ヒレの美味しさを最大限に引き出していました。マデラソースは重すぎず、また柔らかいともったりしてしまう豆も固めの食感で、肉に負けない力強い風味で美味しかったです。
 
 
苺と苺ムース ミルクアイス添え
 
 
 
パリッとした飴細工とムースの食感のコントラストがよく、苺も香り高かった。
 
 
小菓とカプチーノ
 
 
フランボワーズのマカロンとフィナンシェ
 
 
 
現代風にアレンジはしているものの基本的には正統派のクラシックなお料理は、歴史ある素晴らしい内装、そして若干あか抜けないけど誠心誠意おもてなしをしようという気持ちが伝わる品格あるサービスの下では、最もふさわしいお料理と感じました。(ここでモダンすぎるお料理は似合いませんから。)お料理、雰囲気、サービス、それぞれの相乗効果で満足感が高かったです。
 
またぜひいつか伺えたらと思います。