麹町にある鮨大和へ。
Google先生って絶対会話を聞いているなと思うことが多々あるけど、この日もここの住所を入力したにもかかわらず、案内された先は大好きなパティスリーシマ!(数軒隣ではあるけど、角を左に曲がるところを右に案内された)だったら買うよね!と大好きなクグロフ購入

鮨大和の話に戻ります。
黒を基調に、檜無垢のカウンターの店内は麹町らしい高級感漂う上品で落ち着いた大人の空間。カウンター席のみ8席。目の前には大きなワインセラーがあり、ワインはグラスはなく、ハーフボトルかボトルでの提供。大将は久兵衛をはじめ、この道46年の大ベテラン。
この日は最初から日本酒でスタート。口頭で伯楽星と作ともう1種類を案内され、伯楽星に。食中酒にぴったりな好きな日本酒の1つ。ガラスの酒器も素敵です。
昼、夜、おまかせでそれぞれ1種類。昼は握りのみの11000円、夜はおつまみと握りが楽しめる22000円。
カスゴの昆布締め
最初鰹って聞こえて、どう見てもこれ、違うでしょ?と思って、え?鰹?!と聞き返してしまい、バカな客と思われたかも
昆布〆することで旨味が増しとても美味しい。昆布も細切りにして合えてあるのもいい。

鯛(銚子)
浜〆の鯛はしっとり上品でしみじみ美味しい
アカムツ
皮目を炙ってあるので香ばしく、甘味が濃い。
鯵(鹿児島・出水)
程よく脂が乗っていて生姜が効いてすっきり爽やか。日本酒が進みます。
太刀魚塩焼き(小柴)
脂が乗っていてふっくら柔らかく甘味、旨味が濃い。
自家製春キャベツと塩昆布の浅漬け
シャキシャキした食感が楽しく、さっぱりした味は箸休めにぴったり。
ここから握りがスタート。

中とろ
しっとりした舌触りで上品な脂が口の中でとろけます。

鯛昆布〆
旨味の塊のような美味しさ。

スミイカ
サクサクと歯切れがよく甘味を感じます。

ボタン海老
ねっとり舌にからみつくような食感で甘味が濃い。

ミンク鯨
色鮮やかで赤身のように見えますが、河岸でいいのを見つけたからと出てきたのは珍しいミンク鯨。(実は塊から切り出している時にくじらかな?とチェックしていました)アカトクという尾の身の隣の部位だそう。くせがなく、キメが細かく柔らかく、赤身の牛肉を食べているよう。



ムラサキウニ(函館)


海苔を使わない分、雲丹の濃厚な甘みを思いっきり堪能。今は走りでこれからもっと大きくなるそうです。

漬け
キメの細かい赤身は見目麗しく、ほどよい漬け具合ですっきりとした旨味、酸味で香りもよく上品。

中とろ
最初に食べたものよりもさらに旨味が濃く感じました。

コハダ(天草)
一週間熟成させた酸味がまろやかなコハダは身がしまっていてこの日の一番!熟練の仕事をひしひしと感じたネタです。

たまご
最近はデザート寄りの玉が多く、芝海老たっぷりの正統派が出てきて嬉しい。

穴子
塩とツメの2種類。

ふっくら柔らかく、どちらも甲乙つけがたい美味しさ。

蜆味噌汁
染みます。

白いちご

実直そうな物腰の柔らかい大将自ら毎朝仕入れる厳選した上質なネタ、丁寧な仕込み、磨き抜かれた熟練の卓越した技が光る正統派江戸前を堪能。
早い時間に利用したため他のお客さんがいなかったこともあり、テンポよく出てくるのもよかった。最初は言葉少なでしたが、後半は色々お話くださり楽しい時間を過ごすことができました。
最近多い2部制の一斉スタートではないのも利用しやすく、接待や大切な方をお連れするのにもふさわしいお店です。
麹町 鮨大和
千代田麹町3-4-6
050-5600-8911