友人に誘われ、赤坂見附の鮨大谷へ。駅から数分のビルの2階にあります。

 
 
夜は6時と8時半の2回制。一斉スタートで10分前までには来るようにと案内があったので、遅れて迷惑をかけないようにと15分前に着いたらまだ開いていなかった汗
 
 
 
5:50開場。

 
黒を基調としたスタイリッシュな店内はカウンター席のみ。荷物や上着は壁に並ぶロッカーに自分で入れる形式。お鮨屋さんてバッグを預けなければならないことが多いけど、こちらの方が気分的に安心します。
 
 
夜はおまかせコース【温故知新】18000円のみで、ドリンク込みの価格なので明朗会計。ワイン、日本酒など種類豊富で、上級クラスのお酒が楽しめるプレミアムコースもあります。
 
まずはプロジェクト クワトロ カヴァで乾杯。
 
 
ほうれん草おひたし、メヒカリコンフィ、鴨ロース 酢橘塩、勝浦 カツオ なめろう仕立て ブラックオリーブの土佐酢
メヒカリをコンフィにしたり、お肉が出てきたり、ブラックオリーブを使ったりとイノベーティブなお料理を得意とする大将らしい前菜からスタート。いずれもお酒が進みます。
 
 
 
 
3055 シャルドネ ジャンレオン
ほどよい果実味で和食にぴったり。
 
 
 
 
 
牛テールのスープ 
牛テールの真丈、カイノミのロース
 
 
お鮨屋さんでお肉が出てくるとは驚き!カイノミはとろける柔らかさ。牛テールとともに鰹出汁も使っているのかな?お出汁がすっきりしながらも旨味が濃くて美味しかった。
 
 
松茸とマコモダケの茶碗蒸し
 
 
なめらかな舌触りで香りがいい。
 
 
ピクルス
ガリの代わりに。程よい酸味が食欲を刺激。箸休めにも最適。少なくなるとお代わりを持ってきてくれます。
 
 
八戸 中トロ
とろけます
 
 
長崎 クエ
コリコリ食感。
 
 
バフンウニと剣先烏賊
見た目もかわいいスペシャリテ。
 
 
細かく包丁を入れねっとりした剣先烏賊がバフンウニを包み込み、一体化したような柔らかな食感に驚きます!ウニとイカの濃厚な旨味、甘味が素晴らしく、この日の1番。
 
 
葛饅頭 冬瓜とふかひれ餡、花咲蟹
柔らかい中にふかひれの食感がいいアクセントに。蟹が甘い。
 
 
赤身漬け

柚子が効いています。

 
 
生銀鱈
珍しい生の銀鱈!コリコリぷりぷりとした食感で軽く炙ってあるので脂が口の中でとろけます。柚子胡椒がぴりりと効いて。
 
 
 
ナカズミ(小肌とこのしろの間)
炙りで。
 
 
 
 
黒毛和牛タン先
シャリ酢で一晩漬けてからローストした牛タンの下にはアボカド糠漬け、マスカルポーネ、シャリで作ったおこげ、黄身酢
またも鮨屋で牛タンが出てくる驚き!混ぜていただきます。おこげのサクサクが小気味よく、濃厚なお味。
 
 
雪の茅舎 純米吟醸
ここで日本酒に切り替えます。
 
 
牡丹エビフリット、雲丹、トマトポン酢 
自分で手巻きにします。
 
 
米粉で米油で揚げた牡丹エビはさっくり軽くぷりぷり。まずは濃厚な雲丹側から食べ、後半は爽やかなトマトポン酢でさっぱりと。
 
 
ホタテ
ふわふわな不思議食感なのは低温調理をしているからだそう。
 
 
トロ 長崎の藻塩で
とろけます。
 
 
ビーフンの冷麺仕立て ツブ貝、白きくらげ、酢橘
 
 
ビーフンは米粉だからお鮨の1種と爆  笑さっぱりだけどこれもお腹にたまる~。ここから最後までボリュームたっぷりメニューが続きます。
 
 
パエリア
え?パエリア?!爆  笑
 
 
大将はかつてバルセロナで働いたことがあり、その時にスペイン人から作り方を習ったのだそう。肝醤油につけてから焼いたクエと鮎の出汁を使っています。
 
 
まさか鮨屋でパエリアが出てくるとは!!鮎やクエを使っているのでパエリアと言っても和ですね。炊き込みって感じ。
 
 
巻き物3種
ネギトロ海ブドウ巻き、ネギ雲丹ブドウ、ゴーヤの佃煮
 
 
ネギトロに海ブドウを加えたものはプチプチした食感が楽しい。
 
 
ネギ雲丹ブドウはまるごとフリットに。創作鮨ですねぇ。
 
 
 
穴子
ちょっとぱさついていたかな。
 
 
 
 
和三盆をキャラメリゼ、下はまるでプリンのよう。
 
 
シャインマスカットのゼリーとシャーベット、豆乳杏仁豆腐、レモングラス緑茶
 
 
 
店のコンセプトが江戸前ではなく、店主の名を冠した「大谷前」で、江戸前や和食の枠にとらわれない斬新で独創的なイノベーティブフュージョンがウリというだけあって、フリットやパエリア、お肉などユニークで斬新な創作鮨、お料理のオンパレード。皿数も多くとてもボリューミーでした。正統派の江戸前とはたまには違うものを、という時にはいいかもしれません。またお酒込みの料金なのでお酒が好きな方は心置きなくたっぷり楽しめます。