西麻布の焼肉X(TEN)の究極の焼肉とワインのマリアージュの後編です。

 

 

但馬牛タン

先ほどカットしてみせてくれたタンが胡麻油を纏って再登場。

 

 

タンにはタレと自家製レモン塩。

 

 

薄切りタン

柔らかいけどタン独特のさくっとした食感を楽しめ、旨味が濃厚、ミルキーさも感じ、繊細な美味しさ。爽やかなレモン塩(塩というよりコンフィチュール的)がとても美味しい。

 

 

Engelgarten Marcel Deiss 2018

タンに合わせるのはマルセルダイスのエンゲルガルテン。柑橘感とレモン塩との相性が佳き。

 

 

タン下 ネギソース

胡麻油とたっぷりのネギと一緒にいただくタン下は歯ごたえもあり、味も力強い。搾りたての香り高い胡麻油は最高の調味料ラブ

 

 

厚切りタン

 

 

レモン塩、タレはお好みで。私はレモン塩が好き。薄切りタンと同じ部位ながら厚さが異なることで食感だけでなく、味も違う印象が。周りは香ばしく、中はジューシーで旨味、ミルキーさがより濃厚に。今まで食べた牛タンの中で最高に美味しかった。

 

 

 

自分で焼かなくていいのでのんびりおしゃべりに興じながら食事に集中できると思いきや、写真や動画を撮りたくなるような演出が多く、テンポよく続々と出てくることもあり、撮影、説明を聞く、食べる、と大忙し(笑)

 

サラダ リンゴ、塩昆布、赤酢、胡麻油のドレッシング

ちょっと口の中をさっぱりしたいと思っていた絶妙なタイミングでサラダが登場。みずみずしい野菜は味が濃くて美味しい。

 

 

但馬玄バーグサンド

店名入りのパンと俵型のタネが登場。

 

 

鉄板を使い焼き上げます。

 

 

エシレバター、てりやきソース、和辛子マヨネーズで味付け。合わせたのは

Saint Joseph Reflet  Francois Villard 2006

ローヌのシラーで、シルキーでとてもエレガント。

 

 

さっくりしたパンとふんわり柔らかいハンバーグのコントラストがよく、芳醇なエシレバターやてりやきソース、和辛子マヨネーズの味付けのバランスもサイズ感も絶妙!(これ以上大きいとお腹がいっぱいになってしまう)好みに応じて追いてりやきソースも用意され、これが背徳感いっぱいだけど美味しくてラブラブ

 

 

但馬玄レバー

 

 

表面だけ軽く炙ったほぼレアなレバーは搾りたての胡麻油をたっぷりつけていただけば格別な美味しさ。

 

 

Vieux Rivesaltes 1974

レバーに合わせるのは甘口のリヴザルト。素晴らしいマリアージュです。

 

 

お部屋の奥では土鍋ご飯を炊いている最中。

 

 

 

次の焼きものに合わせて出てきたペアリング最後のワイン。

 

Nuits St. Georges Mongeard Mugneret 2018

ニュイサンジョルジュらしいしっかりとしたボディ。樽香も。

 

 

但馬玄ホルモンチャウダー

 

 

上ミノ、ホルモンを使用しボストンチャウダー風に仕上げたスープはまろやかでクリーミー。

 

 

最後の焼き物の登場。

 

 

神戸牛ヒレ

味がついているのでそのままで。キメが細かく、まさに歯が要らない柔らかさで極上の美味しさ。シャトーブリアンを薄切りでいただくのは初めてかも。ワインと合う!

 

 

神戸牛ハラミ

特製醤油だれと。隠し包丁が入っているので柔らかく、旨味が濃厚。

 

 

但馬玄特上カルビ

 

 

特製醤油だれと。特上カルビなのに脂はさらりとしていてむしろさっぱり感じてしまうほど。

 

 

但馬玄月齢43ヶ月サーロイン

一晩漬けにした飛来幸地鶏の卵黄と黒トリュフをスライスして

 

 

トリュフの香り、濃厚な卵黄が絡み、極上の味わいラブ

 

 

冷麺

シャーベット状の出汁に宮崎の柑橘・へべすをかけて。

 

 

しゃりしゃりの出汁、むっちりした麺、爽やかなへべすの穏やかな酸味に青唐辛子がいいアクセントに。

 

冷麺の後には土鍋ご飯が登場。

 

 

かわいい鍋敷きは料理長がかっぱ橋で見つけてきたそう。

 

 

牛モツ土鍋ご飯

牛タン、小腸、上ミノが入った炊き上がったばかりのご飯にたっぷりの生姜と青ネギを入れて。

 

 

 

 

 

ぶどう山椒、ガーリックチップ、和風出汁とともに

 

 

ホルモンの旨味たっぷり!和風でしつこくない味付けのため、お腹がはちきれそうなのにお箸が止まりません。ぶどう山椒、胡麻油や蟹風味のガーリックチップでの味変も。私はぶどう山椒をたっぷりかけていただくのが好みでした。

 

 

最後は和風出汁をかけてひつまぶし風にさらりと。

 

 

武笠農園紅ほっぺ

 

 

焼肉店のデザートでアイスクリームは定番だけど、なんとこちらではジェラートも作り立てを提供してくれるんですドキドキいちごと生クリームのピュレに液体窒素を入れて混ぜ合わせれば、

 

 

 

 

 

ジェラートの出来上がり!極上のものを食べてほしい気持ちが伝わってくるし、見ていて楽しい。

 

 

 

 

 

フレッシュな苺の香り、口当たりがとってもなめらかで今まで食べたアイスクリーム、ジェラートの類で一番美味しかった!

 

 

八女ほうじ茶

 

 

帰りには嬉しいお土産つき。

 

 

オリジナルカレーパン

 

 

翌日に食べることを想定して作ったカレーパンはお肉たっぷりで、翌日まで美味しさの余韻に浸ることができました。(365日とのコラボらしい!)

 

 

行く前はもっとギラギラしたバブリーなお店かなと想像していましたが、実際に行ってみると印象が異なり、派手だったのはトイレくらい←女性トイレはエルメスのハンドウォッシュやヴィトンの香水などが置いてあるネオンピンクの空間で自撮にぴったりな仕掛けも。

 

卓越した技、火入れでいただく焼肉、お料理は非常に繊細、上品で圧巻の美味しさ、ワインのマリアージュも素晴らしかったです。

 

従来の焼肉店や肉割烹とは一線を画す、どちらかというと鉄板焼店に近い、シェフズテーブルのような特別感のある個室で、目の前で繰り広げられる洗練された劇場型パフォーマンス、演出はエンターテイメント性が極めて高く、希少な但馬玄や但馬牛を存分に楽しめる珠玉のコースは接待や大切な方との会食に最適。サービスも丁寧でした。

 

かつて海外にいるBIG BOSSたちが日本に来るたびに「最高のKOBE BEEFが食べたい」と言っていたのですが、今なら唯一無二のこのお店にお連れすると思います。海外からのお客様にも必ず喜んでもらえること間違いなし。特別な日に訪れたい1軒です。

 

 

西麻布 焼肉 X(YAKINIKU TEN) 

港区西麻布1-4-46 カーサスプレンディッド西麻布B1

050-5456-4976