神戸に行ったらやっぱり神戸牛が食べたい!前回神戸を訪れた時は鉄板焼きを食べに行きましたが、今回は友人お勧めのお店へ。
三宮駅から数分。北野坂からすぐ入ったところにある雪月花 炭火焼は、本店と離れの2店がミシュラン1星を獲得している神戸牛ステーキ、鉄板焼きの名店の系列店です。
奥にはテーブル席も。完全個室もあるそうです。
まずは久しぶりの再会と、私の誕生日を祝ってニコラフィアットで乾杯。グラスの形状のせいかフレッシュさと共に普段飲んでいるのよりもボリューム感、コクを感じ、美味しい!
ステーキコースと肉割烹コースがあり、今回はお勧めの神戸牛サーロインをメインにした月替わりの肉割烹コース(20,000円)をお願いしました。
最初にそれはそれは美しい牛タンとサーロインステーキを見せてくれ、期待に胸が膨らみます
シェフがつきっきりで、焼いては休ませ、また焼いて...の繰り返し。
お肉に気を取られつつ(笑)、コース料理がスタートします。
神戸牛の前菜
神戸牛モモ肉と本鮪の合盛り
きれいなサシの入ったお肉は繊維が細かく、ふんわり柔らか。かみしめると甘みが口の中に広がり、心の底から久しぶりに美味しい生肉に出会えたと感激紫蘇の後ろにはズイキが隠れていて、シャキシャキ食感が楽しい。
本日のお椀
神戸牛と銀杏豆腐のお椀 菊花の薄葛仕立て
お椀の蓋を開けた途端に柚子のいい香り。銀杏豆腐はもっちり、中に南瓜が入っていて優しいお味。お椀にはとろとろのお肉も入っていて、上品な出汁にしっかりお肉の風味が効いています。
神戸牛の炙り いちぢく 胡麻ダレ
炙った神戸牛はしっかりとした歯ごたえも感じ、とろっとした無花果とのコントラストが見事。濃厚だけど後味さっぱりの胡麻ダレ、清涼感のある白セロリ、ドライオニオンの香ばしさが味に奥行きを出しています。
ワインはボトルは豊富ですが、グラスでいただけるのは白、赤1種類のみ。
ベリンジャーナイツバレー カベルネ・ソーヴィニヨン
果実味が豊かで酸味は穏やか、滑らかな飲み心地で、お肉にぴったり。
シェフがつきっきりで焼いていたお肉の1つ、牛タンステーキが焼きあがりました。目の前でトリュフをかけはじめた途端にトリュフの芳醇な香りがカウンターに漂います
超厚切り和牛タンステーキ
2色手毬寿司
生の神戸牛の上にカラスミが乗った色美しい手毬寿司は風味豊かなカラスミにより生肉の旨味がぐっと引き立ち、この組み合わせには感服
醤油麹に漬け、炙った神戸牛の上にはキャビア。ほんのり甘みのある味わい。カラスミ、キャビア、いずれも豪華すぎる組合せ
特撰サーロインのしゃぶしゃぶ
サシがたっぷり入った美しすぎるサーロイン。
目の前でしゃぶしゃぶ仕立てに。
テールスープでしゃぶしゃぶにしたサーロインのピンク色の美しいこと脂が甘くてふわふわと柔らかく口の中でとろけます。今まで食べたしゃぶしゃぶの中で断トツに美味しい
炉窯炭火焼きステーキ 神戸牛サーロイン
シェフがつきっきりで1時間くらいかけて焼き上がったサーロインあんなに丁寧に何度も焼いては休ませて、を繰り返すとは驚き。手間暇かかっています。
炭火でじっくり焼いた神戸牛雌牛のサーロインはキメが細かく、旨味がしっかりお肉の中に閉じ込められ、しっとりジューシー周りが香ばしく、脂はさらっとしていてしつこくなく、旨味が濃くて、絶品!
お店によってはドライエイジングと言いつつ、腐ってるのでは?思うような匂いが強すぎて微妙な仕上がりのお肉もありますが(汗)、こちらのお店の4週間骨付きのまま正しく熟成させたお肉は熟成香は弱めでむしろフレッシュな印象。一方で余計な水分が抜け、旨味成分が凝縮され、最高の状態でした。お話を伺うと熟成肉についていろいろ研究を重ねていらっしゃり、納得の仕上がりです。
神戸というと鉄板焼きのイメージが強かったけど、炉窯炭火焼きが最強かも今まで食べた中で最高に美味しいステーキの1つでした!
〆は土鍋で炊いた魚沼産コシヒカリ。
自家製神戸牛コンビーフ、自家製塩麹で漬けた山芋、にんじん、胡瓜のお漬物、白味噌のお味噌汁。
帰り際には食べきれなかったご飯を使った肉そぼろ入りのおにぎりのお土産もこれは嬉しいサービスです。(夜食にいただいちゃいました)
肉割烹コースは神戸牛を贅沢に様々な形でいただけるので満足度が高く、なにより炉窯炭火焼きの素晴らしさに感動記念日や特別な日、接待などに最適、私のように神戸に行ったら神戸牛!という人にも本当にお勧めです。圧巻の美味しさで大満足な夜でした