Artist  D’Angelo

Album  Voodoo  (2000)

Genre  Neo Soul

 

D’Angeloの2ndアルバムのVoodooは、ネオソウル史において、欠かせないアルバムだ。

70年代のソウルをインスパイアされ、リスペクトしつつ、当時の最先端のスタイルを巧みに融合されたネオソウル。ジャジーで大人の雰囲気が出ている。

90年代~2000年代のネオソウルとは、どんな音楽か?と興味を持ったら、まずは、D’AngeloのVoodooをおすすめする。

ボーカルメインの歌モノとは違い、燻された音は、スピリチュアルの雰囲気のグルーブを作り出すことにより、リスナーを楽しませる芸術性に富んだ作品だ。

 

1曲目 Playa Playa

土着のスピリチュアルさを感じさせ、ジャジーなサウンドが、よりいっそう雰囲気を想像させる。

2曲目 Devil’s Pie

バックビートを主張したミディアムテンポのナンバー。アンダーグラウンド寄りのグルーヴがカッコよく、ダークに成りすぎず、都会的にキメている。

3曲目 Left & Right

Hip HopとR&Bを上手く融合され、都会的に洗練された曲。

4曲目 The Line

一定のリズムのグルーヴが、気持ちを浮遊させ、落ち着ついた都会的サウンド。

5曲目 Send It On

暖かいグルーヴとソウルフルな歌は、70’sソウルファンの心をハートウォーミングにさせる。

6曲目 Chicken Grease

ネオソウルらしいクールなソウルは、真夜中のドライブもしくはバーで聴きたい。

7曲目 One Mo Gin

ネオソウルの鼓動を聴いているかのような、中枢に辿り着いた曲。

8曲目 The Root

真夜中、あらゆるシチュエーションに当てはまりそうな洗練されたネオソウル。

9曲目 Spanish Joint

アップテンポでクールな雰囲気のグルーヴが爽快で、ホーンセクションがジャジーな雰囲気を作り出す。

10曲目 Feel Like Makin’ Love

全体的に音の雰囲気はネオソウルだが、70’sソウルに通ずる懐かしさを感じる。

11曲目 Greatdayndamornin’

アルバムを1曲目から聞いてくるとネオソウルのイメージが掴めて来る頃。

クラブ、バー、ドライブ、部屋で聴くかによっては、思いれの強い曲になる。

12曲目 Untitled

ピアノがアクセントのオーガニックな心温まるネオソウル。

13曲目 Africa

明け方に微かな光指してスピリチュアルな雰囲気をネオソウルで実現。

 

D’Angeloは、ネオソウルというムーブメントを作り出した立役者の一人だ。

70’sソウルファンが、アルバム「Voodoo」を聴いても見事にハマるのは、ネオソウルのアーティストが、ニューソウル(70’sソウル)のマーヴィン・ゲイ、カーティス・メイフィールド、アル・グリーン、スタイリスティックス、スピナーズ等をリスペクトしていて、それらのソウルを当時最先端のソウルと融合したからだろう。

2023年、ネオソウルを聴いても古さを全く感じないのは、彼らが、ソウルミュージックの基本を継承しいるからだったのだろう。