Artist   Tower Of Power

Album   In The Slot (1975)

Genre    R&B, Funk

 

カリフォルニア州オークランドで結成されたTower Of Powerの6枚目のアルバム。

タワー・オブ・パワー黄金期のボーカル Lenny WilliamsからHubert Tubbsに代わった。ボーカルが代わり、タワー・オブ・パワーの雰囲気が、ガラッと変わるかと思いきや、ホーンセクションとリズムセクションのメンバーチェンジは、ドラムのDavid BartlettからDavid Garibaldiに代わっただけなので、今まで通りのサウンドで安心して聴ける。

David Garibaldiは、元バンドメンバーで、創設時からアルバム Back to Oaklandまで在籍していた。

プロデューサーは、前作同様、タワー・オブ・パワーの創設者と知られるEmilio Castillo。

 

1曲目  Just Enough And Too Much

オープニングは、タワー・オブ・パワーらしい明るいリズミカルなナンバー。

2曲目  Treat Me Like Your Man

ベイエリアの雰囲気を感じる曲。

3曲目  If I Play My Cards Right

ホーンセクションを強調したアップテンポの曲

4曲目  As Surely As I Stand Here

夜のベイエリアで聴きたくなるジャジーな大人の雰囲気を感じる曲。

5曲目   Fanfare: Matanuska

15秒くらいの曲が、On The Serious Sideのイントロとして聴いてみると違和感なし。

6曲目  On The Serious Side

ホーンセクションで創り出されたタテノリのファンク。

7曲目   Ebony Jam

バンドの演奏能力の凄さを感じるかっこいいファンクナンバー。

8曲目   You’re So Wonderful, So Marvelous

広い公園で散歩しながら聴きたいミディアムテンポの曲。

9曲目   Vuela Por Noche

ホーンが気持ちいいナンバー。

10曲目 Essence Of Innocence

The Soul Of A Childのイントロとして聴いてみると違和感なし。

11曲目 The Soul Of A Child

ソウルフルなミディアムバラード。

12曲目 Drop It In The Slot

このアルバムの特徴であるホーンを活かしたファンクナンバー。ラストにぴったり。

 

このアルバムは、バランスよく収録されているので、タワー・オブ・パワーの音楽性を理解するのには、このアルバムはおすすめだ。

ソウル、ファンク、ジャジーな曲、どの曲も完成度が高い。