マイアミは、フロリダ州の大都市である。カリブ諸国に地理的に近く、市の人口の半数以上がヒスパニック系を占めている。迫力ある高層ビル群を見てのとおり、全米有数の金融、港湾都市である。マイアミとバージニアキー、キービスケーン島を結ぶリッケンバッカーコーズウェイに架かるキービスケーンブリッジは、誰もがマイアミをイメージする代表格の風景だ。2026 WBCで有名になったスタジアムであるローンデポ・パークがある。

南部のアトランタと並ぶ音楽の中心地であるマイアミの音楽シーンに注目してみた。

 

ヒスパニックの人口が半数以上を占めているので、バッドバニーの曲が上位に入っているのは必然だ。

2位のDave、TemsのRaindanceは、浮遊感あるクールなサウンドで都会的で洗練されたマイアミに合う。

 

12位のフロリダ出身のラッパー ドミニク・ファイク、14位のリル・ウージー・ヴァートといったヒップホップもマイアミの音楽シーンを盛り上げている。

 

ラテンポップ、ヒップホップの混載チャートはいかにもマイアミらしい。アーバンライクな曲が、マイアミアンの好むサウンドだ。

 

 

 

 

 

Artist SADE

Album  The Best Of Sade

Genre R&B, Smooth Jazz

 

シャーデーは、1984年イギリスでデビューしたソウルバンドで、ジャジーで大人っぽいサウンドであるスムーズジャズとボーカルのシャーデー・アデュの艶やかで上品なボイスが特徴である。シリアスで落ち着いた雰囲気は時代に限定されず、多くの人に受け入れられている。このシャーデーのベスト盤は、1984年のデビューから1994年までの代表曲が収録されている。世間がイメージする80’sサウンドや同時代のR&Bとはかけ離れていて、シャーデーの作り出す世界観は唯一無二であると実感できる。Your Love Is Kingは、シャーデーのイメージにぴったりのジャジーな雰囲気。Smooth Operatorは、落ち着いたラテンポップ。The Sweetest Tabooは、上品なカリビアンサウンド。Kiss Of Lifeは、艶っぽい洗練された雰囲気。これらの曲はシャーデーをイメージする時に思い浮かぶ曲である。シャーデーの魅力が詰まったベスト盤である。

 

1   Your Love Is King

2   Hang On to Your Love

3   Smooth Operator

4  Jezebel

5  The Sweetest Taboo

6  Is It a Crime?

7  Never as Good as the First Time

8  Love Is Stronger Than Pride

9  Paradise

10   Nothing Can Come Between Us

11   No Ordinary Love

12   Like a Tattoo

13   Kiss of Life

14   Please Send Me Someone to Love

15   Cherish the Day

16   Pearls

 

 

Your Love Is King

 

 

Smooth Operator

 

 

The Sweetest Taboo

 

 

Kiss of Life

 

 

 

 

 

Artist  Parliament

Album Mothership Connection (1975)

Genre Funk

 

Mothership Connectionは、パーラメントの4作目のアルバムで、バンドがブレイクした重要なアルバムである。ノリのいいグルーヴ、スペーシーなサウンドは、後のパーラメントのサウンドのベースを確立している。ジェームズブラウン、スライのような土臭さと都会的で洗練されたサウンドとバラエティ豊かだ。歌を聴くというよりは、サウンドを聴いて楽しませてくれる。ジョージ・クリントの芸術性や拘りを感じることが出来る。

 

1曲目P. Funk (Wants to Get Funked Up)・・・高揚感あるサウンドは、アルバムの期待が高まり、テンションを上げてくれる。

2曲目Mothership Connection・・・ノリがいい。ポップでスペーシーな軽快リズム

3曲目Unfunky UFO・・・アグレッシブでグルーヴ感あるファンクは、メインストリートをドライブしたくなる。

4曲目Supergroovalisticprosifunkstication・・・電子音を駆使した爽快かつ捻りのあるファンクは、クセになる。

5曲目Handcuffs・・・裏通りが似合うスローファンク。

6曲目Give Up the Funk・・・パーティーで盛り上がるオープンな陽気なファンク。

7曲目Night of the Thumpasorus Peoples・・・ラストに相応しく、もう一段テンションをシフトアップさせてくれる。

 

ジョージ・クリントの非凡な才能が発揮されたアルバムで、独自の音楽スタイルは、画期的で他のアーティストにない音楽スタイルである。多くのアーティストに与えた影響は計り知れず、70年代ファンクの歴史においても名盤である。

Artist  Prince

Genre Pop, Funk, Rock, Soul, Hip Hop等

 

ポップス、ファンク、ロック、ソウル、ヒップホップといったジャンルの音楽性が幅広く、どのジャンルの曲もずば抜けて完成度が高いので超越していることが分かる。他のアーティストの曲を聴けなくなるほど、中毒性があり、プリンスの表現する世界観はとても深いのである。

ギター、ベース、ドラム、キーボード等のあらゆる楽器を演奏するマルチプレイヤーであり、演奏能力が圧倒的に高い。1978年のデビューから2016年までの生涯に39枚のスタジオアルバムがリリースされた。毎年1枚のペースでリリースされ、海外のスーパースターにしては、桁外れのハイペースであった。ワールドツアーの隙間時間等を有効活用して、レコーディングし、プリンスは、常日頃、音楽のことを欠かさず人生を生きてきた証である。音楽の神と称賛するべきだろう。

プリンスのセクシーで妖しげな中性的なルックスは、芸術性があり神秘的でミステリアスな雰囲気が出ていた。

これからプリンスの音楽を聴こうと思う人は、何から聴けばいいのか、どのベスト盤がいいのか、迷うばかりで難しいだろう。

プリンスの入門的なベスト盤は、The Hits 1とThe Hits 2がおすすめだ。プリンスの全キャリアを網羅していないのだが、デビューから1993年までにリリースされた曲が入っている。代表曲が入っているので、プリンスファンが納得する内容だ。

プリンスが作り上げた音楽シーンであるシンセを主体としたポップなサウンドのミネアポリスサウンドを聴くことが出来る。

 

THE HITS 1

 

The Hits 1は、When Doves Cry, 1999, Sign O’ The Timesといった代表曲や、かっこいいロックのWhy You Wanna Treat Me So Bad, アーバンライクなソウルのAdore, Pink Cashmereといった豊かなラインナップだ。

 

                                                THE HITS 2

The Hits 2は、名曲I Wanna Be Your Lover,  Purple Rainは必聴だ。疾走感あるI Would Die 4 U、ファンキーなKissといったプリンスの世界観を知ることが出来る。

 

音源とは別の角度でプリンスを知りたいなら、書籍でも興味深い内容を詳しく知ることが出来る。「プリンス 1958-2016追悼」は、プリンスのキャリアを知ることが出来て、プリンスがリリースしたアルバムを紹介している。音源では感じることが出来ない魅力を読者に伝えている。

現在、中古CD店が多い街は、新宿、渋谷、下北沢といった人が多く集まる街、御茶ノ水のような学生が多い街である。アマゾンやメルカリで手ごろにCDを購入できることから、中古CDショップ店の減少は続くばかりである。

CD店にわざわざ行き、店棚を眺めていると、懐かしい音楽やミュージシャンのCDに視線を向けることで、懐かしくなったり、また興味が湧きだしたり、忘れかかけていた感情を奮い起すことがある。そのような感覚は、リアル店舗ならではの魅力であろう。

人が集まる街や学生が多い街を基に、もっと中古CDショップ店があるといいなと思うエリアを考えてみた。

 

八王子

八王子は中央線、京王線、横浜線、八高線が通り、郊外のターミナル駅として重要な交通の要所である。中央線、京王線の新宿から約45分の場所で、ショッピングモールのCELEO、オクトーレ、家電量販店のヨドバシカメラがあり、とても賑やかな街だ。飲食店の数が多く、繁華街の規模は大きい。

タワーレコード八王子店が、2024年3月31日をもって閉店してしまった為、CDショップがまた1つ消えるのは寂しい限りだ。

八王子にある中古CDショップは、ブックオフくらいだ。八王子は、大学の数が多く、学生で賑わっている街でもあるので、音楽好きは、他の街に比べて潜在的に多い傾向だろう。ポテンシャルのある八王子が、東京の西の音楽発信地として、中古CDショップがもっと増えてほしいと思う。

 

津田沼

津田沼は、総武線で秋葉原から約40分の場所で、イオン、mina、Viitといったショッピングモールがあり、大型書店の丸善があり、ファミリーが買い物しやすい街である。

駅南口のモリシア、北口のパルコ、イトーヨーカドーが閉店したため、勢いが失われてしまった。現在、各跡地の再開発が予定されていて、将来的に活気を戻だろうと期待されている。

かつては、disk unionが津田沼に出店していたが、現在、津田沼にある中古CDショップ店はほぼ皆無だ。津田沼は、駅前に大学があり、隣町の京成大久保にも大学があり、津田沼に集まりやすい為、若者の音楽好きが、総武線沿線の他の街に比べて潜在的に多い傾向だろう。

かつて、津田沼のモリシアにアニメ関連の店が出店していたし、現在、少数ではあるが、古着屋があるので、中央線沿線のサブカルチャーに似た街である。もし、サブカルチャーを活かした街に発展したら、中古CDショップの需要は高まるだろう。

 

所沢

所沢は、西武池袋線・新宿線が乗り入れてしているジャンクションである。所沢市内には西武園ゆうえんちがあり、西武ライオンズの本拠地でもある。池袋から西武池袋線の急行で約22分、西武新宿から西武新宿線の急行で約40分の場所で、ショッピングモールのワルツ所沢、エミテラス、グランエミ、家電量販店のビックカメラ、大型書店のジュンク堂、映画館があることで、とても賑やかな街だ。駅西口のプロペ通り商店街には飲食店が多数あり、活気がある街だ。西武園ゆうえんちの夕日が丘商店街、手塚治虫の作品の「鉄腕アトム」や「ジャングル大帝」のキャラクターと行く冒険アトラクションといったレトロ感覚は、現在、西武が得意とする手法である。所沢は、西武グループが作り上げた都市であるので、今後、西武が所沢に懐かしさやエモい雰囲気がある街にするならば、中古CDショップは必然的だろう。