とりあえず、五人プラスお笑い怪獣の妄想を具現化するために、寒風吹きすさぶ野外で一生懸命演技をしていた木南晴夏にMVPである。それと、明石家さんまとSMAPのメインというより、熊田曜子等が集まって催しているといわれるグラビアアイドル会の定例会&クリスマスパーティに明石家さんまとSMAPが無理矢理招待されて困惑気味という状況である。だから、磯野貴理子が異様に浮いてしまっているし、杉田かおるや梨花もちょっと浮き気味である。で、若槻千夏がいらち気味なのはディープインパクトが負けてしまい、空気の読めないハーツクライに対して、八つ当たりモードと言うことで間違いないであろう。





とりあえず、強烈に印象に残った組を各ブロックごとで言うと




  • Aブロック ストリーク ジパング上陸作戦

  • Bブロック 千鳥 (だめだめだった意味で)POISON GIRL BAND

  • Cブロック ガブ&ぴーち

  • Dブロック 変ホ長調 流れ星

  • Eブロック ザ・たっち

  • Fブロック 庵 東京ダイナマイト

  • Gブロック とろサーモン

  • Hブロック 鼻エンジン(ネタと言うより、村田渚がしぶとくこの業界に生き残っていることに哀愁を感じた)ロザン

  • Iブロック 安田大サーカス トータルテンボス

  • Jブロック NON STYLE


まず、スタイルをマイナーチェンジしたPOISON GIRL BANDは、明らかにマイナスであった。ストリークはつかみで楽屋のベンチ裏からステージまでの全力疾走で、明らかに客をつかんでいたし、たぶん、決勝に残ることより神宮球場をフリーパスで見学できただけで満足であろう。ザ・たっちの徹頭徹尾な「おすピー」キャラで漫才をやったのには敬服してしまった。ある意味、これで2006年は突っ走れる可能性はあるような気がする。ロザンに関しては宇治原の吹っ切れぶりが爽快であった。流れ星の戦国武将漫才は去年で言うところのはだか電球の「狂言で鬼ごっこ」に通ずるラインで、飛び道具としては秀逸であった。今回の敗者復活戦でインパクトに残ったのが、ガブ&ぴーちの「キモかわいい系」の変形ラボーナスタイルの独特な雰囲気と、変ホ長調の女性版「象さんのぽっと」スタイルの独特な雰囲気感の漫才である。ガブ&ぴーちは今回の一番の収穫だったように思える。


で、ワイルドカードであがりそうなのを予想すると


◎NON STYLE


○トータルテンボス


▲東京ダイナマイト


といった感じである。


安定感で言えば、東京ダイナマイト、今日のできで言えばトータルテンボスorNON STYLEである。もしかしたら、NON STYLEが勢いに乗って決勝に残る可能性が結構高いような気がする。


追記:ジパング上陸作戦のような「外国人と日本人」という異色コンビというのは吉本興業では10年ぐらいの間隔で見かけるような気がする。でも、あそこまでボケとつっこみが確立しているのは初めてであり、ビザが無事再発行されれば(笑)、大庭家するような気がしている。





やはり、新鮮味という意味ではチュートリアルとブラックマヨネーズは、たたみ込みかける漫才の基本スタイルの妙をきっちり築き上げていたという意味では一番印象に残った。それにしても、南海キャンディーズは、ここからの再構築はかなり難しいような気がしてしょうがない。笑い飯は、決勝で「二人でぼけっぱなし」というある意味変形スタイルを構築していたのが良かったのだが、いかんせん、ブラマヨの勢いには勝てなかったような気がする。とりあえず、今回の収穫はチュートリアルであった。





◎ゼンノロブロイ


○コスモバルク


▲デルタブルース


★オースミハルカ


4着 ディープインパクト


ナリタブライアンに比べると、何か線の細さを感じてしまうディープインパクト。直線伸びきれず4着に終わるという光景が目に浮かんでしまう。





とにもかくにも、品川祐が「リトル島田紳助」化してしまっているのに閉口してしまった(苦笑)。ここまでナルシストモードが進行してしまっているのを見ると、こういった「バックステージ系」番組を制作する人間にとっては作りやすいキャラクターになっているなぁと思ってしまった。そして、決勝進出を聞いて号泣してしまった品川祐を見て、「マリオ・ザガロの法則」*1から、優勝の可能性は0%と見た。それにしても、東京ダイナマイト・松田の「(敗者復活で勝ち上がり)リムジンで会場に行ってやる」発言はどう見ても、芝居がかっており、去年のスピードワゴン・小沢の「咆哮」とだぶってしまった。


M-1グランプリ2005予想


◎ 敗者復活組


○ 笑い飯


▲ 麒麟


で、敗者復活組は千鳥がはい上がってくると読んでいる。というか、今年はなにか「ドングリの背比べ」という表現が似合うくらいあんまり突出した存在がいないというのが率直な感想である。南海キャンディーズは完全にバラエティタレント化しているし、チュートリアルやブラックマヨネーズの「なんちゃって中堅」組も去年で言う、タカアンドトシのような凄みは感じられない。もしかしたら、アジアンが確変をおこす可能性が一縷あるかないかくらいである。




*1:98年のW杯準決勝、74年のW杯での屈辱的な敗北の呪縛を振り切って、オランダに勝った際、感極まって、その後の決勝戦では燃え尽き症候群で、フランスに0-3で負けてしまった