初めて会場の模様を見たのだが、寒風すさぶ屋外の会場というのは漫才にとっては完全にアウエイ環境であると思えてならなかった。そのアウエイの環境でもろに洗礼を受けたのが、18KINとザブングルの「ワタナベエンターテイメント」組である。18KINのつっこみの声は完全に割れているし、ザブングルはマイクの存在を緊張のあまり忘れてしまっているようであった。これで「ワタナベエンターテイメントの芸人は内弁慶」という定説が確立してしまったようである。敗者復活戦の場を盛り上げたのはオオカミ少年、イシバシハザマ、レム色といった「飛び道具系」のコンビ。ある意味「いつもここから」の変則系とも言えるのだが、こういうのは、漫才と定義して良いのか否かという議論はあるものの、オプションとしては重要であろう。それにしても、あの時間経過を知らせるチャイムの音の大きさは、演者にとってはかなりプレッシャーになっていたようである。まともなオチが出来た組はほとんどいなかったようである。視聴者にとってはうざかっただけであるが(苦笑)。レベルが低いと言うよりも、今の芸人はアウエイの環境に弱いと言うのが露呈された敗者復活戦だと思った。そんな中で、敗者復活戦で唯一のサプライズだったのが、はだか電球がやった「狂言で鬼ごっこ」ネタ。会場のミーハー女性ファンからも笑いが起きるというのも驚いたが、茂山ファミリーや野村万作の影響の強さからくるものかもしれない。ただ、あの芸だけだと、NHK教育の「古典芸能番組」にかり出されるだけの存在になったり、永六輔の目にとまってしまい、変な仕事ばかり舞い込んでしまう懸念があるので、もうすこし、ネタの範囲を広げる必要があるであろう。ちなみに品川庄司の品川祐は、燃え尽きてしまったマッチ棒のかすのごとく憔悴しきっていたのが印象的であった。あそこで、通り一遍のインタビューをするABCアナの存在がそれをさらに増幅させていたのかもしれない。
結婚相手が「木村忠寛」ということで、驚きを超してあきれ果ててしまった。木村忠寛と言えばCXの「物まね歌合戦」で物まね四天王や松居直美、松本明子、森口博子等をどう番組でステップさせて現在のポジショニングに至る仕掛けをし、視聴率を急上昇させ、その独善かつ恫喝な圧政で、今のていたらくな状況に陥らせたフジテレビ制作部の「平清盛(笑)」と言われた男である。そして、一回目の結婚をしていたとき浅田美代子や中井美穂と不倫関係にあったとゴシップ記事を書かれたほどの「女たらし」でも有名な人である*1。そうなってくると川中美幸よろしく「糟糠の妻」として売ろうという城之内早苗の強かな戦略もあるのかもしれない。
*1:ある深夜番組で大倉利晴がゲストの中井美穂に「赤い風船」を歌ったら、すごくムッとした顔つきになったというネタをお笑い怪獣(明石家さんま)のラジオで話したとき、「業界内でしかわからないネタは、やらん方がええよ」と半分本気で説教していたお笑い怪獣には笑ってしまった
ボリューム大きすぎるんで、ダイジェストで(謝)。
めちゃイケのMVPは新機軸のキャラを開拓しつつある熊本放送の松井「美人秘書(笑)」であろう。ネタに関しては、焼き直し感が強すぎて食傷気味である。それと、この手の番組で未公開部分を特集するのはもう勘弁してほしい。自分の編集能力の稚拙さを公にしているだけである。三宅恵介のこの名言を是非とも思い出してほしい
ディレクターの一番重要な仕事は編集である。それはまさに放送時間の「尺」との戦いである。
どうしても残したいカットを泣く泣くカットしてしまったことが何度あったことか。こんな面白
いシーンをなんでカットしなくてはならないかという葛藤を超えなければ、面白い番組は出来ない。
いかに、コンパクトにまとめるのかがディレクターの腕の見せ所である。
日テレのXmas showは、86年と87年の伝説とも言える放送をリアルタイムで見ていた人間(86年はビデオ獲っておらず_| ̄○、87年はビデオで何とか捕獲)としては、あまりにもお寒い内容である。中途半端にこのときのテイストをしているのが逆効果になっている。それと、小池栄子がウルフルズとコラボした意味は全くわからない。音楽事業に色気を出し続けては失敗続きの野田義治サイドに行った人間ならこのブッキングはわかるのだが(それでもお寒いのは変わらない(辛口))、非野田陣営の小池がキャスティングされたのは全く理解できない。それ以上に小雪のネタはなおさら理解不能なのだが...
クリスマスの約束は「音楽組曲」の名場面集だったようで、毎週見ていた人にとっては物足りなさを感じたかもしれないが、全然見られなかった人間(σ(^^)とか(爆)にとっては、この3ヶ月間、いかに小田和正がこの番組に全身全霊を傾けていたのかを痛切に感じた内容であった。後半にベッキーがMCのお茶濁し音楽トークで辟易しただけで見るのを断念した人間(σ(^^)とか(爆)は本当に小田和正に土下座ものである。山本潤子の透き通った声で歌われた伝説の曲「竹田の子守歌」は「アメイジングレイス」に引けを取らなかったし、悪友(笑)財津和夫との思い出話&「魔法の黄色い靴」&滅多に聞けない「今だから」は圧倒された。それと今回のクリスマスの約束は「小田和正にとって『オフコース』とはなんぞや?」というのがメインテーマだったような気がする。そういった意味では、色々な曲を聴けた前回までの放送とは趣が違いスイングするような楽しみはなかったものの、別な意味で楽しめた番組であった。でも、小田和正のコメントの節々を聞いていると体調の方が非常に気になる。大げさに言えば自らの「余命」を察知しているのかなと思えてしまった。
ABCではかなり前に放送されていたようなのだが、たまたまテレ朝をつけたらこの番組をやっていたので、あちらこちらで話題になっていたので注目してみていた。スタジオ編では、関西一改め日本一のエンジェルパサー(笑)今田耕司のふりに決勝進出8組がボケあり、つっこみあり、すかしありのトークでかなり盛り上がっていた。西のうんちく王(笑)増田英彦(ますだおかだ)の「ことしは、関東の勢いに関西がどう立ち向かうか?」という、分析も注目に値した。問題は、準決勝トーナメントにおけるドキュメントである。正直に言わせてもらう。これを見てかなり萎えてしまった。確かに言えば「舞台は戦場」という言葉をリアルに映し出すということや、裏ではみんな「血を吐くまで笑わせろ(by立川談志)」という気持ちでもがき苦しんでいる姿を視聴者に見せることに対し意義を持たせることは出来るかもしれない。ただ、あのつくりは「物まね歌合戦(CX)の裏側」に通じる扇情的なお涙ちょうだい路線の強制や「白」島田紳助の青春感動路線にまんまとはまってしまっているように思えてならない。実際、スピードワゴン小沢の新宿路上にての「咆哮」はかなりカメラを意識した演技の可能性が強いし、そのわりには棒読み気味だったのはリアるっぽさを演技したつもりなのかもしれないが、はっきり言えば「うざったい」それだけである。
そういった意味では、決勝に残った中では、ドライな感覚で舞台に上がれそうなアンタッチャブル、笑い飯、東京ダイナマイトが決勝に残れそうな気がする。おそらく、増田英彦分析による「関東勢の勢い」というのが今年のキーワードになるような気がする。敗者復活組は東京吉本(ルミネザ吉本組)の中からと言うのが本筋だろうが、私は大穴としてクワバタオハラ(ホリプロお笑いジェンヌ)が女流漫才で初の進出という予想をしている。去年のアンタッチャブル同様「伊集院光 日曜日の秘密基地(byTBS)」から思わぬ伏兵が飛び出してきそうな気がしてならない。
今年は、あるネタを期待して注目していたのだが、こちらとこちら、お二人の日記を見た限りでは期待していたものは無かったようなので、見られなくても良かったかなと思っている。今年ただ一つこの番組で見たかったもの、それは同じ時間にニッポン放送でやっている「ラジオチャリティーミュージックソン」でメーンパーソナリティを担当していた笑福亭鶴瓶とお笑い怪獣との絡みであった。外回りだったのか、スタジオ内で放送していたのかわからないが、個人的には外回りしているところで携帯で連絡して「さんちゃん...寒い」とあのだみ声で電話してほしかった。そこでのさんまの一言は「兄さん!!!紳助のネタ無断で使ってでも笑いほしいんでっか!!!!」と悪態をついてほしかった(笑)。当然「チャリティー番組」と言うことなので鶴瓶サイドとしては「良い瓶」キャラ全開で「募金の告知」をするだけで、不幸話としては「27時間TV」の鉄パンツネタでお茶を濁して不合格で電話を切られる。着られた後に「あんなチャリティーやってええ人ぶっていますけど、募金した人には「ええか、鶴瓶に募金したって10人以上言いふらせよ」と脅していますから」といった悪瓶ねたでオチをつけるというのを期待していた。